裏返し → Inside out
僕が初めてこの言葉を聞いたのは、バンクーバーの日本食レストランでカリフォルニアロールを食べたときだった。
海苔とごはんが逆に巻かれているお寿司は inside out sushi roll と呼ばれる。
一緒に行った英語学校のクラスメート達(コロンビア人とメキシコ人)が上品に巻かれたカリフォルニアロールについてカウンター越しにすし職人に質問していた。
その時に聞こえてきたのがインサイドアウトだった。なるほどそう表現するのかと。
インサイドが外側に来ているのでインサイドアウトなのか。
でも待てよ
内側が外側になっているなら、外側が内側になっているものもあったりするんじゃないのか?
と寿司そっちのけで思考を巡らせていた。
内側が外側になるなら、それはつまり外側が内側にくるのと同じである。内と外は表裏一体である。
ということはカリフォルニアロールの海苔は Outside in と表現してもいいのではないか?
という卵が先かにわとりが先か問題でモヤモヤしていた。
「裏返しはインサイドアウトと表現するし、アウトサイドインとは言わない」とネイティブスピーカーが言っていたので、おかしなことを言うヤツだなと思われていたことでしょう。
You wear the shirt inside out → シャツ裏返しだよ
Your jacket is inside out → ジャケットが裏返しだよ
前後が逆、上下逆さま を英語で
前後が逆という場合は backwards を使います。
You are wearing your shirt backwards.
シャツを後ろ前に着てますよ
上下逆さまは Upside down です。
You are holding your book upside down
本がさかさまだよ
ワイシャツの下にインナーとしてTシャツを着ることがある。
インナーが透けるからワイシャツの時は着るべきではない派が一定数存在し、ノーインナー派とインナー派の争いがある。今日はその話ではない。
インナーは見えないなら、裏返しで着てもよいのではないだろうか?
というのが僕の主張である。
洗濯し、干してあるTシャツが裏返しのままだとしても、そのまま着る。裏表は気にしないで着ている。
表に戻す手間を省けるし、タグも背中に当たらず痒くならないという利点もある。
「そもそもインナーとして着るのであれば誰にも見えないからいいじゃないか」
ということを知人に話したら
「こいつは変わり者だ」
というリアクションをされました。
僕と同じように、インナーは見えないから裏表を気にしない派は人口の10%くらいは存在すると思うのだがあなたはどうだろうか?
オススメのTシャツ
Lands’ end というアメリカメーカーのTシャツを毎年買っている。→公式サイト
スーパーTという種類のTシャツです。
春になったので3枚購入した。夏はこのTシャツばかりをローテーションで着ている。
ユニクロのクルーネックTシャツよりも生地に厚みがある。
評価を確認すると5.3オンス
ってオンスで言われてもまったく分からないが・・・
たくさん洗濯しても、ヨレが少なく状態を保てる。
夏から冬、次の夏を超えて着用してもしっかりしていて、丈夫である。
このランズエンドという米国のメーカーはあんまり知られていないのかもしれないが、創業は1963年。かっぱえびせん、オロナミンCのデビューと同じくらい歴史がある。
パンタロンがオシャレなファッションだった時代に作られた会社のTシャツを僕が2022年に着ているとは創業者のゲーリー・コマーも感慨深いことだろう。
知らんけど。
オンラインサイトでは毎週のようにクーポンを提供しており、20%オフくらい割引き販売している。一枚あたり1800円くらい。
無印のTシャツでもよいのだが、自分の体型にはランズエンドのほうがしっくりくる。
オンライン購入は試着ができない。しかし買ってみて体型に合わなかったら無料で返品できるので安心感がある。
いつもインナーをインサイドアウトで着ている習慣で、この夏Tシャツを裏返しで着ている男を見かけたら僕かもしれないので、そっとおしえてください。