plagiarismってなに? 大学の先生も対策しきれない生徒の不正

今日の英語フレーズ

 

学校の課題や論文の宿題にネットでみつけた英語をそのまま引用して(つまりパクッて)あたかも自分の意見として書いて提出している学生が一定数存在する。

学校も不正チェックツールでスキャンしているのでネットにあるものをコピペするとすぐバレる。

不正やクラスメートの宿題のコピーなどは「plagiarism」と判断されてアメリカの大学では1回でアウトになります。不正には容赦がない。

先日、ヨルダン人の知人(日本で大学教授をしている)と3時間ほど車に一緒に乗っていたのでいろいろ話を聞いてみると、先生側も生徒の不正には厳しくチェックしているとのこと。

しかし、コロナ禍で授業もテストもすべてリモートになった今、生徒側も知恵を絞り不正とばれないようにテストに挑んでくる。

授業はZoomで行われるが、ログインだけして画面上は参加していることにして、実際は音をミュートにしてなにか別のことをやっている生徒がいる。おそらくサボりだろう。

先生が「Aさん、この問題についてどう思いますか?」と生徒に話しかけても「・・・・」反応すらしないのである。

先生としてはなにかの音声トラブルやパソコンのフリーズなどで回答ができない可能性もゼロではない・・・・と授業の「エア出席」については対処に苦慮している。

僕は授業を受けている側なので、生徒の気持ちは分かる。しかし手を抜いてもある程度の成績をもらえるという前提では学びは少ない。

「先生の質問に対して返事がない場合は、出席していないものとしたらどう?」

と提案してみたが「わたしの大学は教授の一任だけでは決められないことが多いんだよ」

と嘆いていた。

徐々に対面授業に戻っているクラスもあるが、今はまだすべてオンラインで行われている。期末テストもウェブ上で行われている。

数問の文章問題と、Multiple Choice(選択肢問題)でテストを実施しているが、ここでも生徒の不正があるのだそう。

例えば、生徒5人集まってひとりのテストを開始し、5人で協力して回答する。
5人もいたらそこそこ高得点が取れる。そして回答をメモしておいて、残りの4人は時間と場所を変えてテストを受ける。

まったく同じ時間に同じ場所(IPアドレス)でテストを受けると、不正疑いと学校側も気づけるが、生徒もそんなことは理解しているのでバレないよう対策している。

僕が生徒なら同じことを考えるだろう。

通常、テストは教室内で紙に書きこんで回答するが「その場合の平均点が70点くらいなのに、最近のネット上のテストは平均点がぐっと上がり90点の時もある」

「だから私はみんな答えを共有して回答しているんだろうな」と考えてしまうんだ。

これだと不正をしている証拠がないので、教授も対策のしようがないと諦めていたので、僕が1つ案を考えました。

「全員に同じ問題を出題するのをやめて、100問を用意しておいて生徒毎にランダムに50問を出題する。そしてその順番も変えてしまう」

この方法だと生徒がそのまま答えを上から順番に回答できなくなるので、少しだけ不正する手間が発生する。
でも問題文さえわかれば答えられてしまうので対策としては弱い。でも全員に同じ問題が出題されなくなれば、生徒同士ですべての答えを共有はできなくなる。

ファイナンスや統計学など計算が必要な問題の場合は、数字のところだけを生徒ごとに変えてしまえば不正はさらにしにくくなる。生徒は自分で計算をしなければならないからだ。

これは僕の今学期の大学院のテストで実施されているので、それと同じことをやったら不正はさらにちょっとだけ減らすことできるだろう。

 

ベンツに乗る人は嫌な人が多いのか?

 

今週の大学院の授業で、面白いデータを教授から共有してもらった。
それは「企業のリーダーシップ・優れた経営者」についてのトピックで紹介されたもの。

研究によると、マネージャーになる訓練を受けていない人が昇進して偉くなると、必要以上に権力をアピールしだす。権力のある地位に就くと、それまでは優れていた人でも、部下への態度が上から目線になったり、協調性の低下、無礼で利己的など非倫理的な行動をとる傾向がでてくる。

Don’t Let Power Corrupt You
この記事では「なぜそうゆうことが起きるのか」を解説していてとても勉強になる。

ポイントは「事前にマネージャーになる訓練を受けていない人」が勘違いしやすいという点です。

宝くじで1億円当選したのに、数年後に破産する人っているじゃないですか。それと同じようなもので、ファイナンシャルリテラシーがない人は多額のお金を得ると自分でお金の使い方をコントロールできなくなる。

BMWやメルセデスの車に乗っている人は、国産車の運転者よりも他人に道を譲らないという調査結果にも触れていた。

高級車に乗っている人が全員そういう傾向があるということではなく、権力を手に入れると自分がすごい人になったと勘違いする人がそうなりやすいというものです。

「嫌なやつが高級車に乗りがちなのか、高級車に乗ると嫌なやつになるのか?」

という疑問を持ち調査したところ

「嫌な性格の人ほど高級な車に乗っている」ことが判明したとのことで、この結果は特に「協調性に欠ける男性」に顕著だったそう。

 

(この手のデータはバイアスがかかっているし、全員に当てはまるわけはないという前提でみておくのがよい)

僕の知り合いで輸入車に乗ってて「他人を下に見ている人」いるかな?と思い浮かべてみると・・・・いるいる。3人くらい頭に思い浮かんだ。

あながちこのデータ間違ってないかも。

将来、僕が偉くなってもそうならないように気を付けないと・・・・って偉くなる予定なんてゼロだった

 

 

 

 

 

Don’t Let Power Corrupt You
権力に惑わされるな

Corrupt → 堕落する・改悪する

 

Plagiarism → 盗用,盗作

 

 

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