フィリピン系オンライン英会話
QQEnglishが初月1円キャンペーンをやっていたので、試してみた。
通常価格は2980円。定価でも破格の値段である。業務スーパーか韓国の問屋街で仕入れてきたのかという値段である。
カナダでチューターを1時間頼むと40ドルだったので、その金額で2時間以上のレッスンを受けられる。
このお試しプランは月4回のレッスンが1円。ほんとに1円でいいのか?
恐縮してしまう価格だ。いくらお試しとはいえ。
翌月、継続すると2980円のサブスクがスタートとなる。
初回のレッスン時にコーチと会話をし、現在の英語力を評価される。
テストの結果、僕の英語力はAdvancedとなり、オススメはビジネス上級レッスンとなった。
1人目の講師はフィリピン人の女性のベテラン?で、導入からコースの説明、内容まで、とてもスムーズ。オンラインで英語を教えるプロである。日本人に対するコミュニケーションの仕方も熟知している。
2回目のレッスンはビジネス英語のレベル5からスタートした。
レベルがいくつまであるのか不明だが、レッスンを開始すると、
「あなたは転職活動中で今日は面接です」
「あなたの過去の実績とアピールポイントを教えてください」
という質問からスタート。
今まで英語での面接は10回以上やっているので、こんなのタピオカミルクティーを飲みながらでもできる。
と緊張感ゼロで始める
「えーと」
「My biggest achievement was…えーと」
「・・・・」
ぜんぜんでてこない。
なんもでてこない。
英語とか関係なく、まず実績がない。
人に誇れる実績なんてないし、会社でもなんとなくうまいことボロがでないように立ち振る舞っていた。ダメなところが露呈するかしないかのボーダーライン。
一人で作業するほうが効率がいいのに、無理やりチームに分担してごちゃごちゃになってろくなことなかったなー
と思い出し暗い気持ちになる。
なぜ英語レッスンでこんなテンション下がるような気持ちにさせられるのだろうか…
いや自分がひとりで勝手に想像を膨らませすぎただけだ。
レッスンに集中だ。
質問はなんだったっけ?
そうそう、英語レッスンね。
とひとり芝居をしている間に25分のレッスンはあっという間に終わってしまった。
QQEnglishを評価するなら、上級者には物足りないというのが結論。
講師が優しすぎるというのもあるが、間違いをほとんど指摘されない。また、大卒の新人講師にいたっては自分のほうが英語力が高いという場合もあった。
発音にフィリピン特有のアクセントがでる講師もいた。
お試しに「ベーシックEnglish」を選択してレッスンをしてみると、
「このフルーツはどんな色ですか?」
「どんな味がしますか?」
と簡単すぎて、講師もレッスンしながら笑っていた。
「あなたには簡単すぎますね」と
しかし、一度初めてしまったレッスントピックは途中で変更できないため、
そのまま時が過ぎるのを待ちながら、フリーカンバセーションを多めにして、25分が終了した。
この辺の臨機応変さは講師の経験値により異なるようである。
ベテランの講師ほど、こちらの英語力を認識すると、会話スピードやボキャブラリーを変えてくる。
QQEnglishが向いている人は
・これから英語学習を始める人
・英語を話すことに抵抗がある人
・価格を抑えたい人
あたりだろうか。
英語中級者にはCamblyがオススメである。
Camblyはネイティブ講師のため価格は上だが、QQEnglishのように講師が研修を受けていないので、フリースタイルの講師が多い。
カリキュラムはすっとばして、言いたいことだけ言う講師もいる。しかしそうゆう予期しない自由な講師がいる点がCamblyの面白いところだ。
対比するとQQEnglishは真面目な優等生である。
フィリピン人講師のホスピタリティは高いので、英語を話すことに対して緊張する場合は、フィリピン人講師がおすすめである。
ほめて伸ばしてくれる。
まとめると
・QQEnglishは初級~中級者にはコスパが非常に良いが、上級者には物足りない。
・QQEnglishはカリキュラムが豊富で過去の実績もあるため、日本人に向いている。
・新しいコーチが毎週のように増えているので、講師の質の向上が課題である。
・フリーカンバセーションをするならCambly
英語は話せて当たり前の世界の子どもたち
YouTubeをみてて、すごいキッズがいるものだと感心している。
日本育ちなのにここまで英語力が身につくとは、親の方針もビシッとしたものがあるんだろうなと思われる。
先日、横浜にあるインターナショナルスクールの友達に招待され、イベントに参加した。
人口減少していく日本の未来は不確実なため、子どもにはできるだけ多様性のある世界を体験してもらいたい。友達がどこの国の人なんていうくくりは不要だ。
子どもにとっては、あの人は「なに人」というラベルはない。
みな地球に住む同じ人である。そんな感覚でいたら、区別する必要なんてないし、容姿についての差なども気にすることもない。
狭い世界にいると、自分基準での普通以外に遭遇したときに、違和感を覚えるのだから、多様性の実体験はとても大切である。
そのため、いろんな国際イベントに参加するようにしている。
今年の夏休みは、なぜか日本よりもさらに暑い台湾に行くことになってしまったのだが、それはまた別の機会にお伝えするとして
JALでフライトを予約して数日後、
「アップグレードしませんか?」
というメールが届いた。
というもので高い金額を入札した人がビジネスクラスにアップグレードされるというもの。
いつもはANAなので、JALを10年ぶりくらいに使ったのだが、こうゆう仕組みが導入されているのはビジネスの視点からは素晴らしいなと感心する。
財力で席を勝ち取るという資本主義においてのの平等と、富の配分のアンバランスによる限られた選択肢の不平等さがここにある。
消費者側の立場からしかモノを見ないと、安ければ安いほど良い
という狭い思考になってしまう。
経営者側の視点から物事をみると、入札という仕組みで空の席を運ぶよりも利益を最大化することができる優れた仕組みである。
で、僕が入札したのかって?
1万円くらいなら入札してもいいかなと画面をみると、6万円くらいと大きく想像以上だったのでそっと画面を閉じました・・・