カナダに留学してしばらくは英語を話すことに気をとられ、発音を気にしながら話すことはできなかった。
頭の中で英語を組み立てるのに必死。与謝野晶子の乱れ髪くらい髪がボサボサになっていても気にならないほど・・・ショートヘアなのでそもそも乱れるほど毛はなかった。
会話をしながら頭の中で日本語を英語に変換する。このプロセスが半年後には英語で考えて英語で話すようになった。
日本語→英語
が
英語→英語
になり
ひとつステップがなくなったため、この頃から少しづつ発音やトーンを気にする余裕ができてきた。しかしネイティブスピーカーではないので、毎回この発音はどうだっけ?
Th だからスの音だな(thinkの発音記号はこれ→ θɪŋk)
Pは破裂音だな
Rは舌をカールさせないと
あいまい母音のアの音だから口を小さく開けてと
She とSeeは口の形が違うぞ
あれ?badのaはどっちだっけ?あいまい母音の[ə]?
そしたらaskのは?ǽsk だから伸ばす「ア」だったっけ?
というような発音のループにはまり乱れ髪が再発した。
脳がオーバーヒートしないようになるまでは一年くらいは必要だった。それでも発音を曖昧にしておいた(怠けていた)ままのものがいつまでたってもあるものです。
I’m going to work 仕事に行く
I’m going to walk 散歩に行く
ウォークとワーク
カタカナに引っ張られて間違った発音をしていた。
発音の違いをあいまいに理解しているので、自分が発音しようとすると意外と適当になっているものです。
I walk to work
会社まで歩いて行く
と言いたいがしっかり区別できていないと
I work to walk と相手には聞こえてしまうかもしれない。会話の文脈から相手はどっちなのかを理解してくれることが多いですが、明確に違いを確認しておきましょう。
こちらの動画が参考になります。
自分の英語が通じないとどんどん声が小さくなってさらに相手に通じなくなってしまうループが発生する。
そんなときは逆に声を大きくして、「ドヤっ!くらいの気持ちでイケ!」と英語のグレッグ先生にアドバイスされたので実践した。
そのせいで声が大きすぎると言われるのだが、いまさら言われてもねえ。
発音を改善するにはまず
フォニックスを身につける
そして
以下のキーポイントを抑える。
子音(日本語のように母音を付けない)
脱落(発音されない音を知る)
リエゾン(単語がつながるルールを知る)
英語はスペルの通りに読まない言語なので、読むよりも聴くが重要です。
発音の練習にはこの本がオススメです。