年末になるとその年の振り返りをする。学んだことを再確認する。できなかったことを反省する。来年の目標を書き出す。それをどのように進めていくかプランニングする。
それから自分は意識高い系であると自己陶酔をする。「なんか頑張ったなオレ」っていう気分を味わう。誰もほめてくれないから、そんなことをしている。
年始に綺麗に書くと決めたスケジュール帳なんか2ページ目でもう殴り書きで、解読不能。書いただけで満足して見返さないし、2月になる頃には床に転がったままどっか行っちゃってるわけです。
いかんいかんと反省して、変わりにスマホでタスク管理をしようといろんなアプリを試す。新しいのを試してるうちに気づいたら夏になってるみたいな。あれ?春どこいった?みたいな。
それでもなんとかやることをToDoリストにして、できることを可視化するようにしていたが実際にはそんな予定通りにいくこともなく、たいていは今すぐやらなければならないことをこなしていくだけでエネルギー切れ。助走がハーフマラソンくらい長い走り幅跳びのよう。幅跳びする前に疲れちゃってる。
できるだけ無駄なミーティング(と飲み会)を減らして、集中できる時間を増やしたいのだが、そうもいかない。移動中にメールの返信をするくらいで、読みかけの本や作りかけのウェブサイトは放置したまま半年経過・・・時間を確保することができていない。
忙しい現代人はどうやってタイムマネージメントをしているのだろうか。
そんなときに2018年売れている本ランキングというのが日経トレンディ(雑誌)にあったのでながめてみた。
オンライン版は会員でないと全部見れないが、他のサイトも似たようなランキングになっていた。
上位には
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」
ランキング上位にある全部の本が気になりだして、読まないといけない気持ちになる。
でもこれだけの本を読む時間を確保できない。ただでさえ家で本を読もうとすると、5分以内にまぶたが重力に負けてその日は終了。気づいたら朝になっている。寝ているんじゃなくてまばたきが長いなーって感覚。
4つ目の「やりたいことを全部やる時間術」は読みたい。これでやりたいこと全部できるようになるのか?
その前に、この本を読む時間を確保できるのだろうか・・・「本を読むための時間を確保する方法を解説した本」を先に読む必要がある。
そんなときにアメリカ人が使う英語
Make the most of your time
限られた時間や状況を最大限に活用する
We are here for only 2 days. Let’s make the most of it
二日しかないので、最大限やろう
いい表現ですね。
Make the most of it → 最善を尽くす、がんばる
今日のビジネス英語
アメリカ人の同僚が最近使っていた英語をメモしておいた中から、複数回使われたものをピックアップして紹介します。
Underline → 下線を引く、協調する
例
I want to underline how important this project is
このプロジェクトがどのくらい重要なのか強調したい
On our radar → 自分たちのレーダーの中で=認識内、気にかけている
例
It is on our radar. I’ve been checking the latest update
ここのところ新しいアップデートがないか調べている
Rational → 合理的な、理性のある、冷静な
例
They are making rational decisions
彼らは論理的にものごとを決める
He needs to be rational
彼はもっと(冷静に)理性的になるべきだ
Empathy → 感情移入、共感する力
辞書で調べるとsympathy も似たような意味があるが、シンパシーにはもっと「思いやり、お悔やみ、同情」というニュアンスがあります。
Empathyは「相手を理解する力、読み取る能力」があるので、アメリカのリーダーにはこれが求められています。同情するのではなく、自分が相手の立場だったらどうするのか?ということを自分事として一緒に考えることが必要です。
今年VancouverのTEDで登場したFrances FreiさんのHow to build trustでもempathyが11回使われています。
if you believe that my empathy is directed towards you, you are far more likely to trust me
(ざっくり訳すと)相手から本当に共感されていると感じると、その人を信頼するようになる
動画はこちら。英語の字幕あります。なぜか多言語の字幕あるが、日本語だけなし。
Ahead of the curve → 進んでいる、時代を先取りする、最先端
例
We can stay ahead of the curve
我々は最先端をいっている
反対語はbehind the curve。時代に遅れている
Beef up → 強化する、大きくなる
例
We need to beef up our business strategy
ビジネス戦略を強化する必要がある
I want to practice to beef up my presentation skills
プレゼンをうまくやるために練習しないと
なぜBeefを使うのか?ポークやフィッシュじゃだめなの?とアメリカ人に聞いたら「ヤレヤレ」みたいな顔をされました・・・
Vigilant → 注意深い、慎重
例
We need everyone to be extra vigilant with emails that look unusual
怪しそうな内容のメールが届いたときは、慎重になってください
Stay vigilant
用心深くする
No pun intended → ダジャレ、ジョークではない(意図したジョークではない)
Pun → しゃれ
うっかりダジャレになってしまったときに使います。
いい例がなかったので検索してみました。
“I used to be a doctor, but then I lost patients”
医者をしてるけど、患者をなくしたんだよね
解説 → Patientsは患者のこと。本来Patientsじゃなくて我慢という意味のPatienceを使うつもりが間違ってしまったわけです。
もう1つ
“I used to be a banker but I lost interest”
銀行で働いていたんだけど、興味をなくした
解説 → Interestには「利子」という意味と「興味」という意味があります。興味がなくなったので仕事を辞めた、と「利息」をかけてジョークになってます。
ジョークとして言ったわけじゃないので全然面白くない。これはうっかり言い間違えたのでこの後に「No pun intended」と言います。
文字で解説してもわかりにくいですね。
参考に動画も貼っておきます
Compelling → 強制的な、人の心を動かす
例
This seems to be really compelling argument
これはとても興味深い論点だ
nitty-gritty → 核心
例
Get down to the nitty-gritty
問題の核心に入る
Skip a beat → 心臓が止まる、ドキッとする
without skipping a beat → スムーズに、問題なく
例
We can show off this awesome product without skipping a beat
私たちのすばらしい製品をスムーズに発表することができる
strike a chord with → 共感する、心に響く
例
I met an Uber driver while in Chicago whose personal story really struck a chord with me.
シカゴのUberの運転手に会って、彼の個人的な話を聞いて自分の心に触れた。
感情的な反応を引き起こすときに使えます。
Autonomy → 自主、自立
例
Great relationships build autonomy
良い関係性は自立を助ける
Autonomyの意味を理解するのにこの動画が参考になります。英語の字幕あり
以上、アメリカ人がオフィスで使っていた英語13個でした。
非ネイティブが積極的に使っている印象はないので(あまりなじみがないという理由で)積極的に使っていきたい。
新しい英語をインプットしないと知っているフレーズ&言い方になりがちなのでネイティブが使っているフレーズを参考にしてすぐ真似して使うようにしている。
あまり出番がなくても、知っておけばここぞというときに使うことができる。
いつか使うだろうと思って捨てないでクローゼットの奥底にしまっておいた皮のパンツよりは出番があるだろう。
いつかくるかもしれないじゃないですか革パンブームが。そのときのために捨てないでキープしている。80年後くらいにくるかな次の皮パンブーム。