観光、出張でアメリカに行く場合はESTAが必要ですが、カナダも同様にETA(Electronic Travel Authorization)が必要です。
成田空港でLA行きのためにカウンターでチェックインをすると
「お客様、ESTAの登録がありませんね」
と言われた。
しまった!そうだ、有効期限きれていたんだ・・・
「ああ、そうですか、では今から急いでオンラインで申請するので戻ってきます」
大急ぎでスマホからESTAの申請をする。一般的に申請はフライトの3日前までにはしておくのがよいと言われているが、フライトまで3時間しかない。果たしてESTAの申請は間に合うのだろうか?
申請を完了すると完了連絡はメールが送付されるので、メールのインボックスを1分毎に更新する。
10分経過
20分経過
まだメールは届かない。
チェックインカウンターのスタッフにもESTA申請したのでと伝えておいた。ESTAが発行されるとチェックインのシステム側でもわかるのだそう。
30分経過
そして1時間経過し、今回はフライト無理かもと諦めの気持ちがでてきた。
フライトまで残り2時間。できることはただ待つこと・・・
諦めの気持ちが大きくなりつつあるが、心を落ち着けて気晴らしにヤフーニュースを見ていると、メールの着信が!
きた!ESTAの完了連絡メールが!
急いでチェックインカウンターに行き、「きました!僕のESTAがきましたよ!」とまるで親しい友のようなスマイルで報告した。
猛牛のような荒い鼻息の自分に対してANAのスタッフは「間に合ってよかったですね」と優しくコメント。ANA神だな。
今回はたまたま間に合ったが、3時間経過してもESTAの登録が受理されない人もいたし、1時間で完了した人もいた。どういうタイミングなのかわからないので、米国行きの際は必ずESTAが有効か確認しましょう。
予定していたフライトに乗れないと無駄な時間とお金を使うことになります。
ESTAが間に合わず飛行機に乗れなかった男の話↓
https://hayaya-life.com/esta-ana/
カナダのVISAはETA
ESTAのカナダ版はETAと呼ばれます。ESTA同様にオンラインでETAを申請するのだが
「カナダ ETA」
「カナダ ESTA 申請」
と検索してみると、上位に表示されるのはほとんどが代行業者。英語版でも日本語版でも同様に上位には代行業者のサイトがでてくる。
なにも知らずにこれらをクリックすると、あたかもカナダ政府が運営しているサイトのようにもみえてしまい、なにも疑わず登録を進める人がいます。
途中まで入力しないと、申請費用がいくらかかるのか先に表示されないうまいやり口だ。「ここまで入力したのだからまあいいか」とそのまま登録完了してしまう人もいるでしょう。
公式サイトで申請すると登録費用は7カナダドル。自分が試してみた代行業者は6900円と表示された。
調べてみると、手数料は高いが問題なくETAは発行されていたという人もいるので、全部の業者が悪質なワケではなさそうだ。事業としてまっとうに運営している会社もあるが、それにしても代行費用が公式の10倍とはなかなかの上乗せっぷりですね。
国民生活センターにも苦情が報告されている↓
カナダへ渡航する際のeTA (電子渡航認証)申請代行業者に注意
これ自分でも同じ仕事できるんじゃ?既存の業者よりも代行費用をうんと安くして広告文には「他社の半額で代行します!」って言ったらそこそこ集客できそうです。
自分で申請すると7ドル、代行業者だと7000円。こんなに差があるならもちろん自分でやりますよね。
カナダのETA公式サイトは→こちらです
空港に大量の台風難民が
先週の成田空港は台風の影響で飛行機に乗れなかった人で溢れていた。寝袋で人が寝ていた。
こうゆう状況のことを英語でstranded(取り残された)を使って
We are stranded at the airport
空港で足止めを食らった(取り残された)
のように表現します。
Top Ten Things to do when Stranded at the Airport
空港で足止めされたときにする10のこと
(ソース)
成田空港では寝袋の下にダンボールを敷いて、快適に寝ている人
輪になってゲームしている人
ギターを引いてカラオケするグループ
飲み会しているラテン系の集団
ダンスをするカップルなど、その場を嘆くのではなく置かれている状況の中で最大限楽しんでいるんだなと。
そのころ僕は時差ボケとバンクーバー→羽田→成田→香港フライトの疲れで脳が機能停止していた。彼らとは真逆である。早く横になって寝たいとしか考えられなかった。
【追記】 どうして人は台風が来ても出社しようとするのだろうか?