シンガポールの地下鉄に乗ってみたら、切符はパスモサイズの紙で、6回までチャージして使うと10セント安くなるというシステムだった。
足元にご注意ください
という注意書きはカナダのバスでは
Watch your step
という表現が使われていた。
Step → 段差、階段
一方、シンガポールの電車のドアには
Mind the gap
(電車とホームの隙間に注意) という表現が使われている。
Mind → 気にする
Gap → 隙間
このように国によって、同じことを意味していても、使う単語が異なっています。
Mindを使うのはイギリス英語の影響です。シンガポール、マレーシア、香港などはイギリスに統治されていたので、その影響を受けています。
Mindがよく使われるフレーズといえばこちら
Do you mind ~~
~~を気にしますか?
という表現。
例、隣に座っている人に「タバコを吸ってといいかい?」と聞く場合
Do you mind if I smoke?
直訳 → もし私がタバコを吸ったらあなたは気になりますか?
例2、ここ座ってもいいですか?
Do you mind if I sit here?
直訳 → ここに私が座ったらあなたは気になりますか?
Do you mind~で質問された場合は、答え方に気をつけましょう。
「Yes」 と言うと 「Yes I mind」 となり 「気になるので、やめてください」 ということになります。
「No」だと 「No, I don't mind」 → 「気にしないので、はい、どうぞ」 になります。
逆に答えないように気を付けましょう。とっさに答えて間違えている人多いです。
シンガの電車内には他にもこんなサインがある。
Bag down
バッグダウン
意味は「バッグは下に降ろしましょう」ということですね。イラストがポップです。他人のことをちゃんと考えて気にしましょうってところがいいですね。
カバンを降ろす → bag down バッグダウン
たった2ワードで通じる英語表現です。
ホームステイの家に入る時に Shoes on? と言えば 「靴をはいたままでいいですか?」の意味になる。
Shoes off? だと 「靴は脱いだほうがいい?」 となります。
Should I take my shoes off? と長いセンテンスを話すよりも英語は簡単にシンプルに話しましょう。
電車のドアがズバンと高速で閉まり、挟まったり、はじきだされたりしたカナダの電車にはシンガのような心づかいはないので、シンガポールには親近感を感じます。
↓
単純