英語の学び方がよく分からない人へ。TOEIC対策のテキストはこの3冊をまずやればOK。

 

 

世の中にはいろんな英語の勉強方法を提案している人がいて、正直なにをしたらいいのかわからない。

「どうしたらいの?」

とりあえず英語の本を買い、

英語のラジオを聞く、

英字新聞を読む、

CDの教材を聞き流す、

ポッドキャスト聴いたり、

映画を字幕なしでたくさん観たり・・・

いろんなやり方を試すかもしれません。 これら全部正しいやり方ですが、逆に間違ってもいる。

ただひたすら英語のラジオを聞き流していても、英語は話せるようにはならない。 単語をたくさん覚えても、英語は話せるようにはならない。英語の新聞を1年間毎日読んでいたって、英語は話せるようにならない。

ひとつ考えてほしい。あなたは今から、プロのゴルファーになろうと思ったらどうするだろうか?

練習するだろう。打ちっぱなしで練習したり、コーチに教えてもらったりするだろう。テレビでゴルフの映像を見ているだけゴルフは上達するだろうか?

もちろんNoだ。

みんなそんなことは知っている。 なにかを身につけるには練習が必要だ。それは英語も同じで、話す練習をしないといけない。 聞いているだけで、読んでいるだけで英語が話せるようになると思っていないだろうか?

聞いているだけでは、聞くことはできるようになっても、話せるようにはならない。口から声を出さないと話せるようにはならない。

英語の聞き流しCDがあるが、あれはすごく聞けるようになっても話せるようにはならない。「簡単に英語が身につく方法」 みたいな本があるが、全員に同じように効果があるわけではない。

大人になってからの新しい言語習得は地道な努力が必要である。しかし地道でも楽しくやる方法はたくさんある。

英語を学習していると、最初はなかなか自分が進歩していることを実感しにくい。 ある一定の期間上達して、その後ぜんぜん進歩を感じない停滞状態がある。

その停滞期は Plateau プラトー とよばれている。

※プラトーの語源はフランス語で平坦という意味

TOEICのスコアがだんだんとアップしてきて、800点くらいから上にぜんぜんいかなくなる。もしくは一時的に下がることもある。

図にするとこうだ。

プラトー

ダイエットしていてもプラトー現象が起こる。 4キロくらいは順調に痩せるがそこから先がなかなか痩せないという状態。  英語力もプラトーを超えるとぐんと延びるのだがそこで自己嫌悪に陥ってしまう学生をみてきた。

本来会話は楽しいもの。英会話は勉強ではなくて、コミュニケーションの手段なので、辛いと感じたらなにかが間違っている。

そしてプラトーがあるというのを知っていると、「今は停滞期なんだな」と考えることができ、そこで辞めずに頑張って継続すると、壁を突き抜けてドカンといくのです。

だから楽しく継続しましょう。

 

TOEICスコアアップにオススメの3冊

 

さて今日の本題・・・前置きがいつも長い。

TOEICの勉強をするにはどうすればよいのか? なにから始めたらいいのか? という質問をよくされるので、まずこのテキストをやりましょうという3冊を紹介します。

「リスニングが、 リーディングが、 文法が」 みたいなことは置いといてまずこの3冊をやりましょう。

リスニングのスコアを伸ばすのは、地道な努力が必要です。 そしてリスニングでは知らない単語は聞き取れないので、テストにでる単語をまず知る必要がある。

TOEICは英会話ではなくてクイズみたいなもの

そのためある程度の単語数を知っている必要があります。 ということで単語力アップにはまずDuoです

 

Duo3.0

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DUO3.0 

英検対策、TOEFL対策、英会話練習とか関係なく、英語全般に必要な単語と熟語が網羅されている。

Duoをオススメする一番の理由は豊富な例文量。単語集っぽいが、実は例文集でもある。

熟語も合わせて使われているので、1つの例文を読むだけで、3,4つの新しい単語やフレーズが学べる。英語の勉強で大切なのは、単語だけで意味を覚えないこと。必ずフレーズにして覚えること!

Duoは1回読んだだけじゃ身につかないので最低2回はやろう。もちろん、3,4周するとさらによい。1回で全部覚えられる人は天才なので、そもそもこんな本必要なし。ってことでまず全体をさらっと、読んで3周くらいするつもりでやりましょう。

毎日3ページをやる!と決めるのがおすすめです。

 

次に具体的にTOEICテストの問題に慣れるのに使えるのがこれ

TOEIC Test 「正解」が見える

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 TOEIC Test 「正解」が見える

TOEICの問題全体を掴むのにおすすめ。

すでに800点以上の人には物足りないが解答に悩んだときのテクニックも説明しているのでチェックしておきたい。実際のテスト中に

「あ、これ解説してあったやつだ」

というのがあった。これで20点くらいはアップした。たった20点と思うかもしれないが、800点と780点の違いは結構ある。

TOEIC試験のコツが47個!とアピールしているが「わざわざそれ解説しなくても知ってるし」みたいなのが半分以上。それでもTOEICはクイズなので、そのクイズの正解率を高めるために出題と傾向のテクニックのウラ技的な説明は知っておいたほうがいいでしょう。

 

最後にこれ

 

新TOEICテスト 直前の技術

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新TOEICテスト 直前の技術スコアが上がりやすい順に学ぶ

タイトルに大きく「直前の技術」と書いてあるだけあって、こちらの本も解答テクニックが中心。リスニングセクションではすべて終わってからマークシートを塗れ!みたいなことも解説している。

それ英語と関係ないしっ!

て笑ってしまったが実際にやってみると「確かにそうだな」と同感してしまった。

本質は今の自分の英語力のレベルだが、ちょっとでも点数をアップさせたいという方には役に立つ。すでに基礎力がある人がこの本で解説するテクニックを使ったら、20,30点くらいはアップするだろう。

 

最後に

テクニックは重要だが、テクニックが使える人は基礎ができている人なので、基礎が全くない人にはまだ使いこなせないだろう。なのでまずDuoをみっちりやりましょう。単語とセンテンスを覚えるのは地味ですが効果はちゃんとあります。

楽な方法はないので毎日ちょっとづつやりましょう。 これで100点アップ!なんていう宣伝にだまされてはいけません。 テクニックが使えるようになるのは中級の上の人くらいからです。初級から中級は基本的な英語力をしっかり身につけましょう。

そして最後に僕が難しくてなかなか覚えられなかったTOEICに出題される単語リストはこちら。ページ下部にあります。

 

 

 

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