FIRE Movement ってなに?ロビンフットのアプリを使う人が急増

今日の英語フレーズ

 

FIREは 「Financial Independence, Retire Early」の頭文字で、「経済的に独立し、若いうちにリタイヤしよう!」
という自由なライフスタイルを確立するムーブメントです。

アメリカのAmazonを見るとFIREがタイトルに含まれる書籍が多数出版されています。

日本語でもFIRE関連の本があります。

 

FIREを1行で説明すると
「とにかく早くお金をためて、投資してそれで生活できるようにしよう。しかも若いうちにね!」
である。

お金の心配が不要になる額まで資産が増えたとしても、70歳になっていたら30歳のときとは同じような勢いで旅行には行けない。体力的にできることも限られてくるので早く経済的な自立を実現しようというわけです。

FIREだけが理由ではないが、コロナ禍に株価投資をする人が増えました。

その一因になったのはRobinhood(ロビンフット)という株取引がスマホで手軽にできるアプリです。

→ロビンフット公式サイト

取引手数料が無料という信じがたいビジネスモデルである。実は巧みに手数料は取っているが、話すと長くなるので割愛。

今年の1月~3月期でロビンフッドは300万口座が開設されており、取引数が急上昇したそう。

 

手数料ゼロの人気投資アプリ「ロビンフッド」 ウラで誰が損するのか?

 

ロビンフットのアプリを使う人はRobinhooter(ロビンフッター)と呼ばれる。

※株取引は元本割れのリスクがあるので、資金管理や財務データに不慣れな場合は積極的にはおススメしません。個別株ではなく投資信託、インデックス、ETFなどがおすすめです。

コロナの影響で株価が暴落した際にはうまく押し目買いした投資家は、今頃ニンマリとしているだろう。暴落はチャンスなのであるが、この時に参戦したロビンフッターも多くいるだろう。
コロナってなんだっけ?くらいの勢いで株価は再び上昇している。今の株価は実態経済を反映していない。

 

Playing with FIREという去年の11月に公開されたドキュメンタリーをみました。

→公式サイト

トレーラー

FIREというなにか新しいトレンドのような印象を受けるが、そのコンセプト自体はずっと昔からあるものだ。

  • 貯金して投資をしてお金を増やす
  • 自分で事業を始めて、資産を増やす

フルタイムで雇用されていると、自分の時間を切り売りしているのでレバレッジが効かないから個人事業主になったり、副業を始めたりせよということです。

FIREのキモは1年間に必要な生活費の25倍の資産を最低年率4%で運用できれば、投資の利益だけで生活することができるというロジック。株式配当によるインカムゲインがメインです。

例えば1年に生活費として600万円が必要な場合

600万円×25倍=1億5000万円

1億5000万円の資産で4%のリターンが得られると年間600万円になります。

ってことは1億5000万円ないとFIREできないじゃないか!

インカムゲインだけでは収益率は伸ばせないので、キャピタルゲインも同時に狙って行くと
リスク管理をしながら10%以上のリターンを得られることもある。

1億円を原資にして年間1000万円くらいのリターンは十分狙える(※税金で結構もっていかれるので注意)

しかしムーブメントになるほどほんとにアメリカ人が実践しているのか?と疑問である。

統計によると、アメリカ人の69%は銀行口座に1000ドル以下しかない。

そして貯蓄ゼロ家庭は34%もある。

それなのに、FIREの考え方では収入の半分を投資に回せよとしている。40年~50年かけてようやくリタイヤするのではなく、ある人は17年で実現できるという。

しかし、みんなどうやってFIREを実現するのだろうか?もし現実的に可能なら夢がある。

ということを考えながらドキュメンタリーをみたので、面白く多くの気づきがあった。

日本語版がないか探してみたが、まだ英語版しかないようだ。
アマゾンプライムやNetflixにもなく、Itunes、Amazon、Google Playなどの有料版で配信されている。日本のIPからは制限されてみれないので、Amazonの米国アカウント経由で視聴しました。レンタル料は5ドルです。

Google playの評価は視聴者の88%が高評価をしている。

ざっくりなあらすじ

ビーチハウス、BMW、ボートを保有している一見裕福なスコット家族。実は働きすぎて、生活費を稼ぐのに疲弊していた。スコットはあるポッドキャストのインタビューを聴いて一大決心をした。仕事をやめ家を引っ越し、FIREを実現すべく節約生活を開始した。その過程で今までうらやましがられるライフスタイルから、田舎での節約生活への変化になかなか対応できない妻の葛藤があった。質素だが精神的な幸福を求めるべくFIREを実行するドキュメンタリーだ。

 

FIREを提唱しているミスター・マネー・マスターシュ(30歳でリタイヤを実現した)のブログを運営しているPeteがこう言っていた

「It is more fun to be rich than look rich」

(リッチに見えるよりも本当にリッチなほうがいいじゃん)

 

これを聞いて「そうそうそうそうそうそうそうそう×100回」くらいうなづいた。

というのも主人公のスコットはBMWのSUVに乗っているが、その毎月の支払いのローンが毎月400ドルあり、家のローンと合わせると彼のキャパ以上で無理な支払いをしていたからだ。

僕は車は動けばなんでもいいと考える派なので、600万円の外車に乗るなら200万円の国産車を購入して節約した400万円を投資したい。この400万円を複利7%で5年運用したら589万円になる。10%以上の年もあるので、仮に5年運用すると400万円は644万円になる。増えたお金で好きなものを買ったらいいのである。

車は負債なのでお金を生み出さないが、一方で投資はお金を増やしてくれる。

これが
「It is more fun to be rich than look rich」
の本質だ。

家のローン、車のローン、住むところ、ブランドのバッグ、時計、レストラン、ショッピングに使うお金など支出を減らすことで、簡単に5~6年は早くリタイヤすることが可能になる。

節約のハードルはメンタルにある。今我慢して後で楽になるか、今欲しいものを手に入れて後で苦労するのか、人生の優先順位は人によって違う。

あなたが今30歳なら60歳まで残り10,638日。睡眠、仕事を除いた自由時間は51,666時間=2,153日となる。→ソース

僕はその時間に何をしたいのか?ちゃんと考えたことはなかった。

この動画はファイナンシャルリテラシーについて学び、どのようにお金を使えばいいのかというモチベーションを与えてくれるので、日本語版が公開されたらぜひ見てほしい。日本語版がリリースされるのかは不明だが・・・

動画関連でもう1つ

先日、理解が難しいTENETという映画をみました。

あらすじはこちら

みんな大好き(と勝手に決めつけている)、ダークナイト、インセプション、インターステラーの監督クリストファー・ノーランが作った映画だから、この映画も面白いはずという脊髄反射で見た。

しかし、クリストファー・ノーランが好きな時間軸をずらす仕掛けがあるため、みている側がいつも通りに混乱する。

映画を見た後で、レビューサイトであらすじを確認して理解できたのであらためてよく出来たストーリーである。

好き嫌いが分かれる映画だろう。

この映画の中で

I’m the protagonist

という表現が使われていたのだが、知らなかったの調べてみると

主人公」という意味だった。

この映画は誰が主人公なのか本人も分からないのかもしれない。

映画をみると過去にみた映画や、どこの映画館に誰と行ったとかいろいろなことを思いだしますね。

きっとドルガバの香水のせいだよ

 

 

 

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