タイトルに数字を含ませるとエンゲージメント率が高まるとダイレクトマーケティングの教科書に書いてあったので「5つの理由」と入れてみました。
なので5つも理由はありません。すみません。でもそれを(たぶん)上回るワザを紹介します。
僕が一方的に「こんな人になりたい」と尊敬している中島 聡さんが書いた
「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」
という本があります。
出版されたのは2016年。定期的に読み返しては「やっぱりこの人はとんでもねえ天才だ」前世でどんだけ徳を積んだら、こんな人が誕生するのか?
その能力の5%くらいコピペしてもらえないだろうか。
と思わせる人です。中島さんの経歴はこちら
僕の仕事が終わらない理由
想像してください。
5日後に締め切りの仕事がある。
その仕事を終わらすために必要な時間は2日。
こうゆう状況の場合、必要な2日に対してまだ5日あるので
「時間に余裕はある」
「今すぐその仕事に取り掛からなくても大丈夫だ」と考えがちだ。
1日目はなにもしない、2日目もまだ始めない、3日目になり、そろそろ始めるかと考える。
4日目「あれ、思っていたよりも時間がかかるぞこれ」
5日目「やばいこれ絶対間に合わない、今日は寝ずにやるしかない」
6日目「結局全部終わらなかった・・・」
「うわー上司や、クライアントに報告しずらい」
となる。
僕のことです。
この問題は宿題でも仕事でも同じようなパターンで発生する。
どうしたらいいか?
この問題を解決する方法を中島さんが解説している。一行にまとめると
「ラストスパート思考からロケットスタート思考に切り替えろ」
である。
仕事が終わらない原因の9割を占める「締め切り間際のラストスパート」を防ぐため、一気にスタートダッシュをかける。もしも、10日で仕上げるタスクであれば、2割に当たる2日間で8割終わらせるつもりで取り掛かるのだ。https://type.jp/tensyoku-knowhow/skill-up/book-summary/vol15/
締め切りまでまだ時間があるからと先にのんびりしてはいけない。やらなければならないことがあるなら、できるだけ早い段階で取り掛かり、終わらせるようにする。
そして残った時間で見直しをする。質を高める。もう完璧だと思ったらのんびりすればよいし、次の仕事に早く取り掛かることができる。
締め切りに余裕がある場合、たいていの場合先に始めることはない。しかしそれでは仕事は予定通りに終わらない。締め切りぎりぎりに大慌てで疲弊し、生産性は低下する。できあがった仕事の質はいまいちになる。
まったくその通りのことが僕に起きていた。
「やる気」を10年前にどこかに置いてきてしまった僕がこの「ロケットスタート術」をしばらく実践しているが以前よりも時間の使い方が改善している。
締め切りに遅れることもなく、心に余裕も生まれている。
油断するとすぐ余裕を使い果たし、仕事をせずにネットフリックスをみてしまうので、日々自分に言い聞かせている。
この本の要約を見つけたので先にこっちを読むのもいいでしょう。
中島 聡『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』を10分で読める要約でチェック
中島さんは「エンジニアのための経営学講座」というメールマガジンを発行している。毎週火曜日に送られてくる。視点や切り口がエンジニアに向けてと思ったら、そうでもない。これから盛り上がりそうなビジネス、アメリカで起きている問題など日本のメディアが取り上げる前に紹介してくれる。メールマガジンは有料(月880円)だが週あたり220円で読めるコンテンツの質の高さとしてはROIは高い。
先月のメールマガジンでは、「アメリカ人はもう知っている。なぜ東京オリンピックは中止にならないのか?」という解説が核心をついていて、道ですれ違う人全員に僕が伝えて歩こうかと思った・・・実際にはしないが・・・
先延ばしにする を英語で
先のばしにする → Procrastinate プロクラスティネート
ぐずぐずしないですぐやりなさい → Don’t procrastinate
やりたいことがあるのにぼんやりしてしまうことってありますよね。ハーバードビジネススクールのテキストにこんな表現がありました。
Translate the strategy into the everyday
「戦略を日々の行動に落とし込め」
このTranslateは「翻訳」の意味ではなく、「移す」になります。
「translate A into B」→「AをBに変える、換える」
How to translate the strategy into action
戦略を行動に移す方法
大学院で学んでいるのはこうゆう経済の理論だが、1つも面白くないので細胞レベルで拒否反応がでている。
行動に移すのに必要なのは、気持ち・気合いではなく技術です。
例えば読みたい本があって購入するが、ぜんぜん読んでいない。買った本が5冊ほど机に置いたままになっている。それなのにまた新しい本を買ってしまう。ということはないだろうか?
僕のことだ。
こうゆう場合、これ以上新しい本は買ってはいけない。当たり前のことだ。しかし、僕みたいにボヤっとしていると、話題になっている本は読まないといけないというマインドセットが発動して買ってしまうのである。
こうゆう場合の解決方法は、購入するのではなくサブスクです。
Amazonプライムにはプライムリーディングというサービスがあり、無料でKindle本を読むことができる。買うのではなく、レンタルして読むのである。
たくさん本を読む人はさらに上のKindle unlimitedというメンバーシップがあります。
月額980円でプライムリーディングよりもかなり多くの本を読むことができる。200万冊もあったら来世でも読み切れない。
読みたい本がプライムリーディング対象外で、リミテッドメンバーのみ無料となっているとリミテッドの会員になるかどうか悩みます。
ちょっとまて
まず手元にある未読の本を読んでからリミテッドメンバーになるかどうか決めよう
いや、でも話題の本は先に読んでおきたい
おいおいちょっと考えてみろ。読んでない本がここにたくさんあるじゃないか
でも・・・
というループを繰り返していて、先月も今月も一冊も読んでいない。僕には先延ばし(Procrastinate)の才能があふれているのだと思うのです