バンクーバーにはバンクーバー新報という日本語のローカル新聞があります。しかし、紙媒体がビジネスとして十分な収益を得るのは難しくなっていくばかり。新聞自体のニーズは年々減少。ページ数も減っている。古くからあるこの新聞もいつかはオンラインだけになってしまうのかと寂しい気持ちになります。
紙媒体のシェアが大きかったのは「ウップス」
こちらはフリーペーパーだったので、カナダに住んでいたら一度は読んだことがあるでしょう。
バンクーバー新報とは異なり、ウェブのコンテンツを充実させることで、差別化しています。
そして、スタート時からオンラインに特化しているのが「ライフバンクーバー」
圧倒的に情報量が多いので、検索結果にも多くヒットしてきます。
紙媒体からスタートした新報とウップスの出遅れ感というか、もはや戦うことをあきらめたのか?と思うくらいコンテンツの更新頻度とボリュームが少ないのが残念です。知名度はあるので愛読者としてはコンテンツが拡充される事を期待している。
先日、バンクーバー新報の紙版を読んでいて気になる記事をみつけました。
物件探し、住居契約の詐欺に注意!
内容を要約すると
留学生が部屋探しをしていると良い条件の物件を見つけた。リーズナブルなのに部屋は新しくてきれい。
ランドロードにメールで連絡してみる (Landlord → 家主のこと)
ランドロードから返信がくるが、仕事や長期休暇で現地にいない。
「すまないが事前に内覧することはできない。かわりに部屋の詳細がわかる写真を追加で送ります。人気の部屋なのですぐ決めないと他の人が契約してしまうかもしれません。問い合わせはたくさんきていますので。すぐに予約をしたい場合は500ドルをデポジットとして送金してください。契約が不安でしょうから、こちらの身元が分かる情報を送ります。」
丁寧な内容の返信とパスポートのコピーを送ってきて安心させようとする。
詐欺のからくりはこうだ。
この部屋のオーナーは全く無関係の他人で、詐欺師がなりすましている。パスポートは偽造したものやネットで拾ってきた他人のもの。
部屋の写真や情報もネットから拾ってきたもの。
不動産会社から契約書と家賃の振り込みを促すメールが送られてくるが、これは嘘の会社。
うっかりお金を振り込むと、その後は一切連絡とれなくなる
賃貸するはずだった部屋に行ってみると、人が住んでいる。本当のオーナーもそんな話はしたことがないぞ! となり詐欺が発覚する。
→物件探し/住居契約での詐欺にご注意ください(バンクーバー新報)
同じように魅力的な広告につられて、連絡をしてきた人が一人ではないので、複数人を同時進行で騙してデポジットを振り込ませるのが目的です。
ネットを検索すると被害にあった方のブログがみつかります。
これ以外にも古典的な小切手詐欺というのがあり、小切手を使う文化がない日本人は騙されてしまうことがあります。
https://life-aus.com/2018/12/07/【実際にあった詐欺fraud情報】ワーホリでの車販売/
こうゆう情報を事前に認識していると、なんか怪しいな、信用できないなと気づくことができます。
ネットですぐ拡散する時代なのに、英語のハードルがあるためか、なくならない種類の詐欺です。
あれ?今日の本題はなんだったっけ?
というくらい長い前置きでしたね・・・
マラソンくらい助走が長い走り幅跳びのようです。いざ幅跳びしようとする頃にはもう息切れして全然飛べない。そんな言い訳をしながら本題
Tellerってなに?
株を持っていると、企業により配当金がある。配当金は保有している株式数に応じて決まり、小切手で郵送されてくる。
※小切手はCheque。スペルがCheckでないのはカナダはイギリス式のため。アメリカではCheckと表記します。
僕が保有しているカナダの銀行口座ではアメリカドルの小切手は、ATMで入金できない。窓口で対応してもらう必要がある。スマホのアプリだとアメリカドル入金も対応しているのだが、ATMはレガシーなシステムなのか、カナダドルのみ対応。
アメリカドルの入金はアメリカの銀行口座に入れるのが簡単だなと調べていると、日本からもユニオンバンクというアメリカの口座を開設することができることが分かった。
ユニオンバンクは三菱UFJ系列の銀行なので、口座開設は日本語ですることが可能。
アメリカに行かなくてもOKです。
ユニオンバンクの開設方法はこちら→カリフォルニアアカウント・プログラム : お手続方法・申込フロー
いつもはアプリで小切手の写真を撮影して送信するとサクッとモバイル入金完了するのだが、今回はなぜかうまくいかない。それで直接銀行の窓口に行くことにした。
窓口に行くのはなん年ぶりだろう・・・北京オリンピックくらいの年に行ったのか?
さすがにアテネオリンピックほど前じゃないだろうか。アテネはいつだっけ?2004年!?
あれ?リオはいつだ?って調べてるうちにどんどん脱線していき、サッカーワールドカップの優勝国ランキングをみて、最終的にYouTubeでおっさんが爆笑している動画を見続けてしまった・・・嗚呼、時間を返して欲しい。(動画は下に張り付けておきます)
このネットバンキングの時代にも窓口の列が多少ある。午前10時なのに5人くらい待っていた。ふと窓口の上のサインをみると
Teller service
と書いてある。
テラー?
なにかをTell をする人?
ストーリーテラー的な?
そうではなく、銀行で使う場合のTellerは銀行の窓口担当という意味です。
ケンブリッジディクショナリーによると以下の説明があります。
a person in a bank who receives and pays out money to customers
銀行でお客様のお金の預かり、支払いをする人
たまたま行った銀行の隣が、大学時代にインターンをしていた商業ビルだった。そのビルは綺麗にリノベーションされ、拡大してショッピングセンターも併設されていた。
僕が通っていたときは、田舎の郵便局みたいな小さなオフィスだったのに、すっかり一流企業のようになってる(見た目だけ)
インターン当時、僕は生き生き仕事なんかしていなくて、大量の宿題とテスト勉強で遊ぶ暇なんてなかったつらい時期を思い出した。
でも、その時の苦労があったから今があるんだなと意識高い系な感じで締めくくりたいと思います。
ツボッたおじさんの動画
(字幕は適当にみんながつけているので気にせずおじさんの雰囲気を感じてください)
ではまたー