「学生時代はバイトでコックをしてました」 と英語で言ったら恥ずかしいことになった話

今日の英語フレーズ

カナダで大学卒業後、バンクーバーにあったソフトウェア開発の会社に就職した。(あった  と過去形なのはこの会社は買収されてもう存在していないため)

買収した会社はフランス資本で、世界中にオフィスがあるグローバルな会社だった。

外資系?カナダなのに外資系とは分かりにくいが、いろんな国の人が働いているので貴重な体験ができた。

――この会社の面接をしたときの話

日本でもバイト以外の面接は経験がなかったので緊張していた。心臓の音が外に漏れるほどにドキドキしていた。ナイアガラの源流の元になるんじゃ?というくらいの汗も流れていた。

面接はカナダ人3人に囲まれてかつ英語!緊張しないわけがない。

「あなたの短期的ゴールはなんですか?」

「5年後は何をしたいですか?」

「スケジュールが遅れてしまったときはどのように対応しますか?」

と回答に困る質問がばんばん飛んできた。

短期的ゴール?!
5年後?
そんなの考えている人いるのか?!

といつもの僕なら白目になって焦るところだが、待ってましたよその質問!

ワイは準備万端の男だぜ!
内心ニヤリとした。

なぜか?

それは英語の面接でよく聞かれる質問という本を読んで準備していたからだ。大学の先生が面接にはこれで準備をしろと教えてくれた本。面接でよく聞かれる質問例がたくさんあり、上記の質問もあった。

しかし、どんな質問をされるのかを知っていることと、それを英語で回答できるかは別のことだった。模範回答は頭に入っているが、口からそれらがスラスラでてこない・・・

これが英語の壁なのか?進撃の巨人レベルでないと乗り越えられない壁か・・・ああ

こんなところで、潰えてしまうのか俺のカナダ生活。 いや、できることはまだある! と脳内のギアをチェンジした。

ルフィーのギアセカンドのように。

面接に集中せず、ワンピースの読みかけのページが頭に浮かんで、ぜんぜん面接に集中できない。いかんいかん。ギアを元に戻して偽りの自分像で順調に面接をこなした。

 

 

面接の終盤に日本のレストランでバイトしてた話になった。そのときにうっかり

私はレストランでチンチンしてました」

と言ってしまった。シモネタでました。面接なのに!

ああ恥ずかしい・・・

コックさんのつもりで言った「コック」は英語ではcock 「チンチン」になります。コックさんは英語ではcook クックと言う。

She is a good cook 彼女は料理がうまい
のように言います。同じ意味のChef シェフと言えばよかった。

言った瞬間に自分で気づいて訂正した。面接の相手が「この人はネイティブじゃないからしかたないわね」となに事もないように聞き流してくれたようでよかった。

面接史上かつて「チンチン」と言ってしまったのはおそらく僕くらいだろう。結果、複雑な気持ちでも面接者の印象に残ることができのか、翌日採用の連絡がきた!

みなさんも一か八か印象に残すために、コックを発動する際は注意してください。

 

 

 

 

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