Time社 と Mic社が制作した19分のドキュメンタリー番組を観ました。
放送されたのはあるドラッグ中毒カップルのストーリー
動画はこちら(英語)→ http://time.com/life-after-opioid-addiction/
このふたり、家に帰るまでドラックを使うのを我慢できず、スーパーのトイレでヘロインを鼻から吸引。その後Overdose(過剰摂取)によりメンフィスの路上で意識朦朧となる。その2人の様子がスマホで撮影され、フェイスブックに投稿されたのが全米に放送された。
このドキュメンタリーで僕がもっとも悲しく感じたのは、自分の父親がドラッグのやりすぎで路上に倒れている映像をテレビで見た娘のショックさでした。
まさか自分の父親がそんなことになっているとは。しかもテレビでみることになるなんて。
アメリカの「新しいビジネスで株式上場!ミリオネアに!」みたいなシリコンバレーの若者が成功するサクセスストーリーのニュースを多くみるが、それ以上に失敗している事業も無数にある。
誰もが起業するわけではないので、世の中は雇われる人が大多数。大手の会社、名の知れた企業は応募者が多く採用されるのは簡単ではない。
日本と同じように大学フィルターもあるし、アメリカは大学を卒業すると同時に学生ローンの返済が始まる。
華やかなニュースが大きく取り上げられがちだが、それ以上に闇の部分も多いのです。特にドラッグと貧困。
この父親はオピオイドという処方薬である鎮痛剤の中毒者でもある。オピオイドはドラッグのように中毒性があるため、過剰摂取で死亡したりする。ガン患者に使用するような強い薬なのです。それを儲かるのでバンバンと医者と製薬会社が推進してしまった。
痛み止めに処方されたバファリン飲んだらドラッグ中毒になった!みたいなことか。怖っ!
NHKでオピオイドの特集をしているので、このサイトが参考になります。
https://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/catch/archive/2017/11/1127.html
現代では考えにくいようなことがアメリカではおきている。
医療費が高額のため保険に加入していないと盲腸の手術で400万円。肺ガンになったが治療費が払えないので、お金が貯まるまで治療を受けずに耐える人がいる。保険が義務付けられている日本では考えにくいことですね。
とにかく多いドラッグ中毒者
高額な学費と学生ローン
教育の格差
収入の格差
アメリカが抱える問題をみると、「深い闇」と「誰もがうらやむ成功」の距離はどんどん拡大している。
できる人から見ると、「できないやつに問題があるんだ」となりがちだが、社会は全員が優れているわけではない。人によりできることには幅がある。病気の人もいれば、身体的理由でたくさん働けない人もいる。めちゃくちゃ働ける人の視点だけで決めつけてはいけない。
日本でも格差は拡大している。僕たちが生きている間にもこの格差はどんどん広がっていくだろう。
厚生労働省の調査では過去最大
所得格差を示す「ジニ係数」とは
http://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2017/2017_70.html
単純作業はどんどんAIに取って変わる。今ある仕事はこれからどんどんAI化してくる。でも恐れる必要はない。AIが単純な作業している間に人間は頭を使って考えることをする。AIがハードワークをして人間がラクになります。
その時に備えて日ごろから準備をしておく必要があります(←自分へのリマインド)
基本怠け者なので、気をぬくとすぐコメダ珈琲でボンヤリする習性があります。
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