「彼氏がぜんぜんできない、だれか紹介して!」
「どこかにいい男いないかなー」
はぁぁぁ・・・
と居酒屋で女子がため息混じりに吐き出した。
独り言?
それとも相談なのか?
こうゆう時はたいてい話を聞いてほしいので、「どうした?」
とリアクションするのが正解である。
話を聞いて欲しいが、自分から話し出すことはせず
まず、独り言のようにボソッとつぶやく
「ほんとあぶなかったなー」
「まさかあんなことになるとは・・・」
それを聞いていた人が興味を持って
「どうした?」
と聞いて
「実は・・・」
とあくまでもきかれたから話すけどね
を演じる。
めんどくさいやりとりです。こうゆうおじさん会社にたくさんいますね。僕も気をつけたい。
「誰かいい人いない?」
こうゆう話をよくきくので、本人にとっては深刻な悩みである。
いい人と言っても性格、容姿、年齢、仕事、出身、年収、趣味
といい人の条件はさまざまです。
全部ひっくるめていい人はなかなかいません。その話を聞いて思いつきました。
個人を見えるようにスコアリングしたら、わかりやすいんじゃ?
年収 5
仕事 7
学歴 6
貯金 7
住まい 8
容姿 4
性格 7
交友関係 9
などが数値化されていたら、最初から変な相手に無駄な時間を使わなくてもよくなる。
街中でさわやかな人を見かけて、いいなーって思ってもデータをみると、借金がすごい!この人はアウトと判断できる。
逆に雰囲気は平凡でも、平均点が高いからアリという判断もできる。忙しい現代人には、この方式は効率化されてて助かるんじゃないでしょうか。
Tinderやお見合いアプリ、SNSで多少は可視化されているが、本当のその人を知ることは簡単ではない。
だから個人に点数をつけちゃえばいいんじゃ?
という妄想話をしていたらなんと、実際にそうゆう制度がすでに始まっていました。
中国で!
中国のアリペイという企業が個人データを使い芝麻信用というスコアリングをしている。スコアリングされるのは以下のような項目。
アリペイでの支払い履歴
学歴
職歴
保有する車
住宅
資産の保有状況
交遊関係
アリババグループのSNS経由の人間関係
高級品消費額
過去の支払い履歴と能力
クレジットヒストリー
どんなものを好むかの特徴
ソース
https://japan.zdnet.com/article/35074894/
もちろん個人のスコアは一般には公開されていない。でも間違いなくアリババグループ内では共有されているだろう。
中国は監視社会なので、ネットの書き込みはすべて政府から監視されている。
それに加えて中国はネットの利用が実名制のため、ソーシャルの利用には身分証明の番号が必要となる。
中国版ツイッターのウェイボやLINEのようなウィーチャットでもアカウントと個人は紐付いている。政府の悪口を書いたらすぐ逮捕です。
ネットユーザーの実名制が導入されてからはネット上のフェイクニュース、過激な書き込みアダルトなコンテンツの情報は減っていっているそう。
ウェブはバカと暇人のもの
と言われて久しい。もうネットはインフラである。ネットの情報はもう少し精査されてもよいだろう。
個人が特定されると、不用意な悪口、罵詈雑言、嘘情報は減り、詐欺などの犯罪の抑制にもなる。
自分が発信した情報で、後から自分が不利になると知っていると気をつけますね。
「〇〇はシネ、コロス」
とか
「学校に爆弾しかけた」
とかはなくなりますね。誰が書き込んだのかすぐ特定される。

こうゆう制度ができると「プライバシーの侵害が!」という議論になるが、インスタやフェイスブックで自分の写真や情報を自ら発信しているので、みんなそんなにプライバシー気にしていませんね。
僕は性善説派(人は生まれながらにして良いことを行う)のため、この個人登録制のほうが利点が多いと考えている。
いや待てよ・・・僕の個人データがスコアリングされた酷いことになるな
やはりやめてください。個人の点数がネットで流出したらもう恐ろしい。
現状でもすでに政府は監視しているし、個人はネットの住民にあっという間に特定されます。悪いことできません。
テクノロジーは良いことに使う。社会にとって悪いことを減らすのは当たり前に大切です。被害者がいるからです。頑張っている人を騙し、楽して金銭を奪うのは生産性がない。
とはいえ、表現の自由や個人情報取り扱いの観点から、日本やアメリカは中国のようにこの制度はまだしばらく導入されないでしょう。
ネットで騙される人が多いとサイバー犯罪保険、詐欺被害保険が登場しそうです。オレオレ詐欺保険みたいなやつ。
あ、この投稿も監視されているのかもしれない・・・そしたら僕が落としたアンドロイドスマホがどこにあるのかわかりませんか?なんとかお願いします。偉い人
※Credit Scoreはアメリカ、カナダでも使用されている個人のファイナンス状況を判断するデータです。過去の返済状況や借金の状況などを元にスコアリングされます。家を借りる際などにスコアが低いと信頼度が低いと判断され借りれないこともあります。日本では導入されていません。
参考サイト → https://allabout.co.jp/gm/gc/9453/