Rig というワード、日本人にはあまりなじみがないかもしれないが 「仕組まれた」 という意味である。
アメリカの大統領選挙でトランプの勝利が決まったときに友達がFacebook上で
This election is rigged
と書き込んでいた。
「この選挙は全部仕組まれている。こんなのが正しいはずがない」
「トランプが大統領になるなんで信じられない」
ということだ。
Rig → 八百長、不正、仕組まれていた
気持ちは分かるが選挙の結果なので、仕方がない。
という前置きをしつつ先日、マネーモンスターという映画をみた。
あらすじ
財テク番組「マネーモンスター」で、パーソナリティを務めるリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)。
“ウォール街の魔術師”と称される彼は、毎回、巧みな話術で株価予想や視聴者へのアドバイスを番組内で繰り広げていた。
しかしこの日は、思わぬ事態が起こっていた。
上場したばかりのアイビス・キャピタルの株が急落し、損失額は8億ドル以上。
同社のCEOによると、コンピュータのアルゴリズムによる株取引が暴走した結果だという。
以前の番組でアイビスの株を勧めていたリーは、アイビスの広報担当者と中継をつなぎ、その理由についてインタビューしようとしていた。
その頃、テレビ局の搬入口から、配達業者を装って侵入する男がいた。
やがて男は「マネーモンスター」のスタジオに入り込む。
最初はリーの「仕込み」だと思ったプロデューサー兼ディレクターのパティ・フェン(ジュリア・ロバーツ)だが、男は突然、拳銃を出すとリーに突きつける。
さらに「放送を続けろ」と脅迫しながら、リーの体に起爆装置を巻き付けるのだった。
果たしてリーの運命は?そしてアイビス株の裏に隠された衝撃の事実とは?事態は、さらに予測不能の方向へと導かれていくーー。
映画を見るときはどのくらい面白いのか海外の映画サイトをチェックしている。
「あちゃーこの映画めちゃつまらん。時間損した!」
となるのがイヤなので、先にみんなのレビューをチェックして、評価が低い映画は最初からみないようにしている。
IMDbの評価 6.6 自分ルールで6点以上ならOKとしている。
Yahooの評価も3.53とまあまあの評価。
僕の評価は75点くらい。そこそこの面白さだった。
この映画を観ていたら、Rigの表現が使われていた。集中して聞いていないとキャッチできないかもしれないが、TV局に立てこもった犯人がこう言った
「it’s rigged」
「I’m telling you, it’s rigged. The whole goddamn thing」
「全部が仕組まれた不正だ」
買った株が理由もなく急落して、大損した男が言ったセリフ。
実際に友達がフェイスブックで使っていたワードが映画でも使われていたので、スっと耳に入ってきた。あなたも今Riggedの意味が分かったので、これからはもうバッチリ理解できますね。
もう1つこの映画で使われていたおすすすめのワードを紹介します。
Glitch(グリッチ)
意味 → バグ
There was a glitch
株価が暴落したのはGlitch(バグ)が原因という意味で使われていました。広告業界、テクノロジー業界で仕事をしているとこのワードを使う人に遭遇するかもしれません。
僕の鼻にグリッチがあるのか、最近もっぱら鼻水がとまりません。
ではまたー