もう時間がない を英語で。新宿の路上で怖い人にからまれたときに僕が逃げ切った方法

カナダ生活

 

今日はマジメに英語の話です。いつもマジメなつもりなのですが、ちょいちょい話が脱線しがちなところがあります。

気をつけてください。自分。

hai

 

さて、昨日読者の方からメールで質問がきたのでこちらで回答します。

 

もう時間がない って英語でどういいますか?
あと a timethe time の違い はなんですか?”

 

の2点です。

「もう時間がない」

この文章を日本語から英語にしようとすると

「時間はtimeで」

「~がない はnonothingかなあ」

と英語を頭の中で変換し、当てはめてそこから

I don’t have time

There is not enough time

みたいなフレーズがでてくるかもしれません。

この変換作業を頭の中で繰り返しているうちに日本語から英語に訳さなくてもフレーズのかたまりとしてでてくるようになります。

ここまでは中級です。

ここからさらに上を目指すには同じ意味を別の言い方で表現でできるようになる必要がある。

 

もう時間がない

「もう」は残りが少ないというニュアンスがあります。

I don’t have time

There is not enough time

これらの文には「もうない」の雰囲気があまりありません。

「もうない」

を表す例として run out of という表現があります。

 

run out → 尽きる

We’re running out of time → もう時間がない・残り時間がなくなってきた

という意味になります。

 

We are running out of gas

高速道路を走っていて
「ガソリンがもうほとんどない!やばいぞ!」

というニュアンスが伝わります。

 

直訳しようとするとこの表現はでてきません。どんな状況なのかを判断して、訳そうとせずに、他の表現で置き換える

これが僕が言うところの超訳です。

会話をしているその場でバッチリの表現はなかなかでてこないので、日頃から自分のフレーズの引き出しを増やしておくことが必要です。

意識して日常的に他の言い方がないか独り言でいいのでつぶやいてみましょう。

 

a time と the time の違い

 

質問の2つ目

「a time と the time の違いはなんですか?」

a time からみてみましょう。

a time というのは回数や時期を表現するときに使い、時間を表すときには使いません。

例、
a time → 1回

two times → 2回

I run two times a day → 日に2回走る

※日に2回という場合は通常 twice a day という表現の方が多く使われます。

I sneeze at least three times a day → 毎日最低3回はくしゃみがでる

Do you have a time という表現はこのままではなんのことか意味が不明瞭のため単独では使いません。

使うなら以下のように a time の後にその意味を修飾する必要があります。

Did you have a good time in Canada? → カナダで楽しい時間を過ごしましたか?

Do you have a time when you want to be alone? → 一人になりたいと思うことがありますか?

 

ということで

Do you have a time という単独フレーズの出番はほぼない。

Do you have the time

Do you have time

の違いのほうを覚えておきましょう。

 

the timeの意味

 

time に the が付いているってことは、みんなが共通して知っている事・ものを指します。

共通しているTimeと言えば時刻です。現在時刻です。

これでもうスッキリ理解したと思いますが

Do you have the time?

は時刻を聞いている表現になります。

「今、時間分かる?」

 

 

theがないtime は「一定の期間」の意味なので

Do you have time? → 時間ある?

となります。

 

Do you have time for this?

Do you have time to do this?

これやる時間ある?

 

the のある場合とない場合の違いが分からず、道を歩いていて知らない人に

Do you have the time?

と時刻をきかれているのに「今時間ある?ヒマ?」

Do you have time?

ときかれたと勘違いすることもあるでしょう。

「なにこのイケメン」

「ナンパ?」

「なんて答えようかな・・・」

「えーと、今は急いでいるから時間ないんだ、と言えばいいかな」

「Sorry I don’t have time」 (ごめんなさい今時間ないんです)

と答えたら、イケメンに 「ちょ・・・なにこの人、ナンパじゃなくて時間を知りたいだけなんですけど・・・

と思われるかもしれません。

逆にナンパしてきた相手には、勘違いしているフリをして「今は3時ですよ」とかわすテクニックとして使えるかもしれません。

 

新宿を歩いていたときのこと。突然、明らかに普通じゃない仕事をしていると一目見て分かる黒いスーツを着たおじさんに腕をつかまれ

「これ特別に1万円でいいから」

と何が入っているのかまったくわからない茶色い封筒を押し付けてきた。

ええー?

なにこのおじさん?怖っ!

そしてなにこの茶封筒?

絶対怪しい、一刻も早くここから逃げないと!

・・・

とっさに機転をきかせて

 

 

 

「ンゴイ〜ガオラーイ ノ〜ハポネ~ズ」

 

と日頃から練習していた、誰も理解できなそうな独自語を話すアジア人を全力で演じて切り抜けました。

なんでも練習しておくと実戦で役に立つものですね。

では

I’m running out of time
時間がなくなってきたので、このへんで

 

 

 

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