昔の映画を見ていると
Police man 警察官
Fire man 消防士
という表現が使われていました。
しかし今はどちらの表現も使われなくなった。
なぜか?
それはman がつくのは Politically Incorrect だからだ。
Politically Incorrect 直訳すると 「政治的に正しくない」
この場合の政治は「男女差別、平等な社会という観念から正しくない」と理解したほうがいいでしょう。
男女、人種、人権など含めて差別がない公平な社会が基本である、という考え方からPC(Politically Correct)が広がりました。
日本でも「看護婦」が「看護師」に変わりましたね。
その代表的な例が
Police man → Police officer
Fire man → Fire fighter
Business man → Business person
Waiter / Waitress → Server
こちらのサイトで昔と今の呼び方の違いをリストにしているので、さらっとチェックしてみましょう。
例えば
chairman → chairperson 議長
fisherman → fisher 漁師
salesman/saleswoman → sales worker or sales associate 販売員・セールス
steward/stewardess → flight attendant フライトアテンダント
secretary → administrative assistant 秘書
weatherman → meteorologist 気象予報士
このように平等な呼称が重要な時代になりましたが、その上をグンと飛び越えたニュースが流れてきました。
カナダの教育委員会が 「He/She という表現を使うのはやめて、どちらもXe(ゼ)を使えと主張」
というニュースです。
これが採用になると学校の授業では
He likes it
She likes it
どちらも
Xe likes it
となり男女の区別がなくなります。
これにはPTAも困惑しているとのことで、採用になることはなさそうです。
アイデアが斬新すぎて、みんなポカーーンです。
どうしたカナダ!