先日、アメリカで留学カウンセラーをしていたという50歳くらいの女性と話をする機会がありました。
「僕もワーホリ、留学を経てカナダで就職したんです」
という話をして最初盛り上がってたんですが、この女性はどうもワーホリや留学に対していろいろネガティブな点についても言いたいことがある人でした。
この女性、カウンセラーをやっていたわりには意見が偏っていたのでちょっとびっくり
うんうん、それ分かると思った点よりも、それは違うだろって感じた方が多かった。
カレッジは日本語にすると短大・専門学校なのに、日本人はカレッジを大学と考えがちな人が多い。 ←四年生大学じゃないのは大学と言うなってこと?
カレッジを州立大学と日本語にすると聞こえがよい ← いいじゃん別に
カレッジを卒業しても一流と言われるような会社には就職はできない ←つまりカレッジ程度という風に思っていた
そしてよくあるダメな留学の話もした ↓
海外に行けば英語は勝手に話せるようになると思っている人ばかり
たくさんの日本人がアメリカ、カナダへ行くが一年たってもたいして英語が身についていない。
そして帰国間際に どうして? どうしよう!! となるパターンが多すぎる!
という熱弁。主張がすごかった。
よくある留学の例
20歳のタケシは英語学校へ通いアメリカの生活にも英語にも慣れてきて3ヶ月が過ぎた頃に学校で知り合った日本人男子とシェアでアパート生活を始めた。
アパートには歳が近い日本人の友達が頻繁に遊びにきて飲み会やゲームをして毎日明け方まで騒ぐのが楽しかった。
たまに中国や韓国の友達(実は友達ぶってるだけでお互いそこそこの英語しか話せないから深い話は全然していない)とクラブに行き、マリファナを吸ったりテキーラ飲んで騒ぐ
でも結局は日本人の仲間といるときが一番リラックスできた
夏に日本から友達が遊びに来て英語がちょっとできること
現地の生活に慣れていることを自慢できてうれしかった
でも紹介できる外人はおらず残念だ
アメリカに来て二年たった頃同じ学校の日本人と付き合うようになった
彼女は半年の短期留学で英語の研修として来ていた
自分のほうが英会話はできたので教えているうちに自然とつきあうようになった
しかし彼女が帰国してまもなく付き合いは終わった。 今思うとタイプでもないのになぜ付き合ったんだろう、、、
きっと狭い日本人のつながりの中でそう思ってしまったんだろう。
彼はカレッジに通ってたから二年してようやく英語以外の授業を受けれるようになった。
でもやっぱり難しいからクラスを途中でギブアップして次の学期にできるだけ簡単そうな数学などのクラスを取って卒業するための単位を稼いでいった。
特に勉強したい教科があるわけでもなく とりあえず20クラスを取って卒業することがゴールになっていた
おかしいな もっと最初はやる気があったのに、、、
そんなんでなんとか四年たって卒業することができた
卒業したのはコミュニティカレッジだったので結局4年かけて短大を卒業したことになる。
5年以上かかる学生もたくさんいる。
これってお金と時間のムダなんですよ。それで日本へ帰国して就職活動してもなかなかいい条件の会社が見つかるわけないんです。
と延々とおばちゃんは続ける
こんな感じの留学はダメということです。
でも僕はそうは思わない。そうゆう留学の形だってあるわけです。
人によっては英語力も違うし、学校へ通う目的も違う。学校内で成績の違いがあるように
それぞれみんな違いがあって当たり前なんです。
それをこれが成功で、これが失敗
と決め付けちゃうのはキケンだなと思ったのです。
カウンセラーでもこんな考え方をしてい人がいたのか
という驚きのつぶやきでした。
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