生徒さんからカナダのフランス語が話されている割合について質問があったので、今日はバンクーバーにいてどのくらいフランス語に接するのか自分が分かる範囲で回答します。
まず、バンクーバーに住んでいるとフランス語はほとんど聞こえてきません。
フランス系のレストランやカフェが集まった場所はありますが、コミュニティというほどの大きさでもないので、その存在は一部にしかしられていないように思えます。
むしろ聞こえてくるのは中国語ばっかりだったりして、ここはほんとにカナダなのか!?と思うときがあるくらい英語以外の言葉が聞こえてくることが多いです。
カナダで製造されているすべての商品は英語とフランス語で表記されているので、日常的にフランス語を目にする機会は多いのだが、バンクーバーっ子でフランス語を話せるカナダ人は多くない。
カナダ人は中学、高校でフランス語を学んでるはずなのにフランス語はできない人が多いってなんだか日本人の英語能力と通じるものがある。
やはり言葉は常に使わないとダメなのでしょう。
バンクーバーから離れてモントリオールまで行くとこの状況は一気に逆転する。ケベックに旅行に行ったときに、レストランでフランス語のメニューしかなくて困ったことがあった。
店員さんも英語が話せないのでお互いに身振り手振りでやるしかなかった。
もしかして英語は話せるけど、わざとフランス語しか話さんのか!?って疑ってみましたが、当たらずしも遠からずでしょう。
同じ国なのに言葉が通じないってなんとも不思議。青森の人と沖縄の人が会話してるところイメージしてもらえば分るだろうか?そりゃちょっと違いますかね。
バンクーバーに住んでるとシアトルに行く機会があります。買い物とか、イチロー見に行ったり、タバコ密輸したり・・・あ、これは半分冗談ですから。
アメリカでよく見かけるファーストフード店に
Jack in the box ジャックインザボックス
というのがあります。
この Jack in the box は日本語で言うと
びっくり箱
という意味です。
ちょっと長いですね。
最初びっくり箱を英語にすると サプライズボックス !?というなんのひねりもない訳しか思いつかなかった。
Jack in the box
箱の中にジャックさんが入っていて、箱を開けた人が驚いたというわけですね・・・そうなの?ジャックさんなの?
では、これを日本風に考えると、山本さんが箱に入っていたら、「箱の中の山本さん」となりますが、これを日常的にみんなが使ってたらおもしろい。
「いやーこの間、ウチの子供がさー 箱の中の山本さん を持って帰ってきたんだよねー」
なんて会話がフツーになるのかも・・・
ないない
失礼しました