英語がまったく聞き取れなかった僕がどうやってリスニング力を身につけたのか?
という話であるが、僕の方法は英語をひたすら聞きすぎてうんざりするので真似しないでください。
気合いを入れて取り組めば、短期間でリスニング力がアップするのは間違いない。
でもうんざりするので真似しないでください。
日本で聞ける英語ラジオにAFNという米軍が放送しているラジオ局があります。
AFN → American Forces Network Pacific
公式サイト → https://www.afnpacific.net/afn-360/
AFNのサイトからエリアを選択するとプレイヤーがポップアップします。
登録不要ですぐ視聴できます。
米軍向けラジオ「FEN」がスマホアプリで聞ける
https://www.excite.co.jp/news/article/Radiolife_30543/
AFNは米軍関係者とその家族向けの放送局なので、基本アメリカ人がアメリカの話題をメインに流している。
英語耳になるにはオススメだが、たまに曲が流れるので100%会話だけのラジオ局のほうが会話のインプット量は多い。
これを聞いておいたら間違いない二つのネットラジオ
僕が毎日聞いているのはバンクーバーのCityNews。ライブ放送です。
https://vancouver.citynews.ca/
音楽は1つも流れず、ひたすらニュースやインタビュー、キャスター同士の会話だけを放送している。面白みは皆無。
唯一の息抜きは合間に流れるCMだけ。
そのCMも英語であるが・・・
テレビや映画と違い映像がないため、耳から聞こえてくることを脳内で映像化しないと理解が進まない。内容が理解できないとまったく面白くない。
しかし、我々が目指しているのは英語の周波数を聞き取ることができるようになることだ。
楽しさは二の次である。
といいながらもリスニング力を鍛えながら、海外のニュースも知ることができるので有用ではある。
基本ニュースメインなので、興味がない人には退屈で苦行だ。
「マジメかっ!」ってくらい音楽はない。
3時間ほど聞いてると同じニュースを30回くらい聞くことになるので、うんざりしてくる。
「そのニュースさっき聞いたし」
「違う話題はないのか?」
「やっぱり日本語で聞きたい」
「うがーーー」
となる。脳が疲れてくるので3時間聞くのはオススメしない。
そんなときは気分転換に、別のラジオに切り替える。
シアトルのKomo Newsです。
https://komonews.com/live/komo-4-newsradio
こちらもトークラジオ。音楽は流れない。
まったく気分転換になっていない。
Komoはアメリカのラジオ局なので、カナダとは違う情報を知ることができる。
時間帯によってはニュース原稿を読み上げるのではなく、フリートークの時間がある。キャスター同士の掛け合いが面白く、聞いている人をおいてけぼりにすることもある。
こちらはポカーンとなる。
でもそんなユルイところもアメリカらしくてよい。
しかし、こちらも3時間も聞いていると
「そのニュースさっき聞いたし」
「違う話題はないのか?」
「やっぱり日本語で聞きたい」
「うがーーー」
となる。
ぜひ真似しないでほしい。
ネイティブスピードの英語を毎日何時間も聞き続けていた結果、3か月でかなり聞き取れるようになった。
これは修行なのでほとほとうんざりするが、それでもさらに6カ月聞き続けていると、ニュースの6割くらいを聞き取れるようになった。
知らない単語は聞き取れても引き続き理解できない。しかしネイティブスピードの会話でも知っている単語ばかりなら6割くらいの内容を聞き取れるようになったのだ。
これには自分でも驚いた。
確実に英語耳が作られていたのだ。
それから3年ほど継続していたら、いつの間にかTOEICのリスニングパートを満点取れるようになっていた。
3年もよく聞きづづけていたなと言われるが、習慣になると感情をもたず、土偶のような表情でラジオニュースを聞き続けることができる。
いちばん嬉しかったのは映画を字幕なしでみてもだいたいの内容を理解できるようになったことだ。
もちろん詳細まで理解できないとこはある。
それから10年経過してもまだ聞き続けている。もはや病気である。
もしかしたらラジオを聞いていると勘違いしているだけで、僕の脳に直接なにかが話しかけているのかもしれない。
それでも確実にリスニング力は身についた。
僕が実践したこのリスニング力強化法はしんどいので真似しないことをオススメする。
しないことをオススメするとは逆説的だが……
今日アメリカ人教授が使った英語
経済学の授業中、教授が
Be sure to keep a “thick skin” for when points are challenged.
と言った。
ここで使われている Thick skin は直訳すると
皮膚が厚い
Oxford辞典の説明
to be easily/not easily upset by criticism:
I don’t worry about what he says – I have a very thick skin.
これは面の皮が厚いという日本語の表現と同じですね。
「嫌なことがあっても表情に出さないこと」に気を付けてください
というのが教授の意図です。
大学院の授業に参加しているのだから生徒たちは、議論の場で自分の意見を批判されても動じることがないようなメンタルをもっていなければならない。
議論というのは、アイデアをさらに高めるためにされる。参加者全員にとってポジティブなことであり、人に対する批判ではなくアイデアや論点に対してのつっこみは結果的にプラスのアドバイスになるのである。
ということです。
と言いながら僕の案はたくさんダメ出しをされてへこんでいる。
Thick SkinどころかThin Skinである。
Think Skin → 打たれ弱い