Status Quo ってどんな意味？今日アメリカ人が会議中に使った英語

Status Quo

今日、会議中にアメリカ人の営業担当がこんな発言をしました。

There is still opportunity for us to retain parts of the business globally so it is best to maintain status quo and be as helpful as possible in this transition period.

また別のタイミングで二人のアメリカ人がこのようなメールを送ってきました。

Mike questions the status quo and looks for ways to make it better.

She is always challenging the status quo which keeps me on my toes and pushes me to be better.

このように複数の人が文中にStatus Quoを使っているのですが、僕自身はほとんど使っていなかったのであらためて意味を確認してみました。

Status Quoの語源はラテン語で「そのままの状態」「現状」という意味です。

そして通常、会話で使用される場合には「現状維持」となります。

上の３つの例では

と人の態度について使う場合、書き手が含ませている意図は

「この人は現状を変える、少しでも良くするために日々努力を惜しまず行動している」

というポジティブなものです。

「現状を変える努力をするのは、なかなかできないからすごいことなんだぞ！」っていうことですね。

確かに、僕は現状に満足しがちなので、すぐラクをしようとしています。

今回このStatus Quoを目にして、自分は人からどう思われているだろうか？

すぐ楽をしようとする
現状を維持しようとしている

と思われている点が多々思いついた。自分の行動を振り返ってもっと改善していかないといけないと思いました。

Maintaining the status quo is the same as regressing
「現状維持は、後退しているのと同じ」

というそんなに有名ではない一説があります。以前ドイツ人のマネージャーが好んで使っていたのでよく覚えている。

現状維持は新しいことをしなくていいのでラクです。

しかしそのままでは前進していないことになり、自分も成長していないことになる。

その間も世の中は進んでおり自分だけ止まっていること　＝　自分だけ世の中の流れから遅れている　とも言えます。

できるビジネスパーソンは最低でも、時流に合わせて変化し続ける必要がある。

それでトントンになります。それよりも先どりできる人が成功者になる可能性が高まるということです。

この話を聞いて１つ思い出しました。

それはお金の価値はインフレになると下がるので、銀行にお金を置いておくとその価値はジワジワ下がっていくということを。

今まで１０００円で買えたモノが、１２００円ださないと買えなくなっているとしたら、それは自分の持っているお金の価値が下がったことになる。

車のガソリンを満タンにして５０００円だったのが、１００００円になったらお金の価値は半分である。

通常、物価上昇は給料の増加とセットになるので、お給料が比例して増えれば問題はない。

日本の物価上昇はとても緩やかなためこれに気づきにくいが、アメリカのようにとんでもない速さで値段が上がっていると資産を持たない層は置いてけぼりです。

こちらのサイトでロスと東京の物価を比較するといかにアメリカの物価が高いのかわかります。

特に外食はとても割高です。チップも払うのでラーメン食べにいって一人2000円みたいな値段です。

モノの価格は安い方がうれしいが、マクロの視点ではモノの値段があがらないとお給料も上がらないので、物価上昇と経済成長がセットで上がるのが望ましい。

しかし日本ではガソリンの価格が上がり、小麦粉の価格が上がり、でも収入は下がるという最悪のstagflation（スタグフレーション）な状況になっています。

しかし世の中の状況を嘆いてもなにも解決しません。

この状況を打破するには、自分のStatus Quoを見直し、前進していく必要があります。そして自分の価値をインフレさせていきましょう。

自分の価値が市場平均よりも上であれば高く売ることができます＝高い給料の仕事をゲットできます。

僕は現状維持すらできていないので、僕の価値は急速にデフレしている。

あちゃー