海外ドラマをみていると「So do I」という表現が使われていたのですが、使い方を教えてください。
という質問をいただいたのでこちらで説明します。
「So do I」の意味自体が分からない。そしてなぜ「So do I」って do の位置が主語「I」の前にあるのか?
「So I do」という順番じゃないの?
という経験が僕にもありました。「え?倒置?なにそれ?」
ルールを理解していないと自分で会話しながら使うことはできません。
「So + 動詞・助動詞+ 主語」は強調の倒置構文です。動詞と主語を入れ替える強調の英語です。
例で説明すると
コーヒーください
Can I have a coffee please
私も(同じのください)
Me too
「私も同じの!」と人の意見にのっかる「Me too」ですが、これを「So do I」で言い換えます。
友達 「I have a tea」
あなた 「Me too」 → 「So do I」
倒置では
「So do I」
「So am I」
のように「So+動詞+人」の形になりますが、ポイントはあなたの使う動詞は相手の使った動詞に合わせる必要があります。
友達 I am tired
あなた So am I
友達 I like coffee
あなた So do I
友達 I went shopping
あなた So did I (←過去形に合わせます)
友達 She bought a car
あなた So did I
なんとなくルールが見えてきたでしょうか?
友達 I like Pizza ピザが好きです
あなた So do I 私も(好き)
友達 I liked Pizza ピザが好きだった
あなた So did I 私も(好きだった)
Be動詞の時は
友達 I’m sleepy 眠いなあ
あなた So am I 私も(眠い)
友達 I’m hot 暑い
あなた So am I 私も(暑い)
否定のときはトラップがあるので注意
否定のときに間違える人が多いです。否定のときはNeitherを使います。
※カナダではアメリカ発音の「ニーザー」と言う人と、イギリス発音の「ナイザー」と言う人がどちらもいたので、人によって違うんだなと覚えておきましょう。
I could not finish my assignment
宿題終わらなかった
と言った友達に「自分も終わらなかった」とあなたが言いたい場合、「Me too」は使いません。
相手が言ったセンテンスに否定のNotがあるときは「Neither」を使います。
友達 「I could not finish my assignment」 宿題終わらなかったよ
あなた 「Me neither」 私も(終わらなかった)
倒置表現の場合 「Me neither」→ 「Neither did I」
友達 「I don’t like coffee」 コーヒー好きじゃないんだよね
あなた 「Me neither」 私も(好きじゃない)
倒置表現の場合 「Me neither」→ 「Neither do I」
気を抜いていると「Me too」と言ってしまうので、この違いを意識して使い分けできると尊敬されます。僕からです。え?そんなのいらないって?