先週Zoomで会議中にフィリピン系アメリカ人とトトロの話で盛り上がりました。でも、僕はそんなにトトロに思い入れがないので、盛り上がったフリをした。
トトロで覚えているのは、おばあちゃんの家でサツキが井戸水をくみ上げるバーをギゴギコするシーン。
「よーくこぎな。水がちべたくなるまで~」
です。
そのシーンの動画が見つからないので伝わりにくいですが、放送当時なにも面白くないのに僕がこの声マネをしつこくするので、周囲の人は冷え冷えでした。
話がすべっている。オチがなくてサムイと言われるわけですが、まあ、ほとんどの場合時代が追いついていないからです。僕がスベるのは時代のせいです。来世ではドカンと笑いを取れる予定です。
お祭りとか、イベントで「練り歩く」という表現がありますよね。パンの生地を練っているわけではないのは当たり前ですが、「練り歩く」という響きから粉をこねこねしているイメージが頭に浮かぶあなたは僕と同じ種類の人間かもしれません。
さて、このトトロ男は日本のアニメが好きすぎて、コミコンというコスプレやイベントに参加するほどのオタク。
コミコンは英語では「COMICON」Comic Book Convention のことです。日本のコミケ、コミックマーケの米国版です。
公式サイト → http://www.comicon.com/
会議中にトトロ男が
「That’s what she said」
は日本語ではどう言うのか?
と質問してきた。
僕 「?」「なにそれどういう意味?」
トトロ男 「ちょっとやらしい意味のときに使うやつだよ」
僕 「は?」
と話があまりかみ合ってなくて、どういったコンテキストで使うのかを真面目に解説してもらいました。
まず、これはブラックジョークです。
That’s what she said
直訳すると「彼女がそう言ってたよ」なのだが、意図しない場面で性的な意味にも受け取れることを言ったときに、「彼女がそう言ってたよ」ということで笑いを誘うフレーズです。ここの「彼女」は特定の誰かを指しているわけではない。一般的に「女性」という意味として使用されている。
Urban Dictionaryでは以下のよう説明している。
if something can be said in the bedroom but is said in an everyday conversation you can say thats what she said
例1
“it wont fit”
“thats what she said!”
服や靴、物が大きくてフィットしないという意味で言ったのに、このオチを付けることで性的なジョークにしようとしている
例2
“its too hard”
“thats what she said!”
こちらも同じように、すごい固いものがあったと言っただけで、ブラックジョークにしようとしている。
意図せずした発言に対して、こうゆうツッコミを入れて笑いを狙いにいっているわけです。
ググってみたら日本語で解説しているものがありました。
自分で使うことはなくても、どうゆうシーンで使って、どんな意味なのかを知っていれば、ただポカーンとせずに、無視する、こいつはエロイ認定する、笑いに昇華させる、というようなことができるでしょう。
That’s What She Said!というタイトルの動画を見つけたが、これは司会者のエレン(米国ではめちゃめちゃ有名なトークショーのホスト)がうっかり発したことが、視聴者には下ネタとして認識されたシーンを振り返ったものです。
なにがどう面白いのか?
“You had a D in your mouth”
“I like anything that starts with a P”
エレンがこう言うと会場は大ウケになりました。エレンは意図していないが、この場にいた人たちは脳内で”That’s what she said”に変換して爆笑しました。
本人はしまった!という表情をしたが、その後うまく笑いに誘導していたので結果としては良しでしょう。
Ellen is hilarious!
※上の2つのセンテンスがどんな意味なのか知りたい方はこちらのページの最後に追加しました → https://yorutea.com/?page_id=4914
しかし、エレンは今年でもう62歳ってことのほうが驚きです。
ではまたー