「ヘッドハンティングです。今の年収の1.5倍を出すと言っている外資系企業があるのですが・・・」
仕事中に会ったこともない人から自分の名前宛に英語で電話がかかってくることがある。月に数回あり、たいていはリクルーターからである。
リクルーターは簡単に言うと「いい仕事があるんだけど転職しませんか?」と転職者を見つけて企業とマッチングさせる人のこと。
定期的に複数のリクルーターから電話がくる。一度リクルーターを使って転職したことがあるので、それから僕の情報が転職データベースに保存されているのか、もしくは情報が売られているのだろう。
リクルーターは人を見つけ転職させると、成功報酬として年収の20パーセントなどを転職先の企業から受け取る。
年収が700万円なら、リクルーターは140万円を受け取る。
リクルーターによってこの報酬の率は異なり、30パーセントとることもある。
毎月ひとり転職者を決めることができたとしたら1年間で、600万円×12ヶ月×20%=1440万円の報酬となる。
個人で独立してやってたら、割りの良い仕事になる(そんな簡単にいかないだろうが)
なかなか良い人材が見つからなくて困っている企業からすれはリクルーターに手数料を払ってでもよいのである。
電話はなぜか英語で80パーセントの割合で外国人からである。たまに日本人のリクルーターからも連絡があるが、なぜかその時も英語である。
英語を使う理由は3つあって、1つは相手の英語力を知るため。電話で会話をしてどのくらいの英語スキルなのかを確認している。
2つ目は単純にリクルーターが日本語を話せないから必然的に英語になる。
3つ目の理由は会社に日本語で連絡するよりも、英語で連絡するほうが怪しくなく取り次いでもらえる可能性が高まるから。
「英語で電話きてますー 汗汗」
みたいな感じで取り次いだ人が英語が得意ではない場合、どこの誰からの電話か分からないし、まわりもそんなに気にしないようだ。
しかしなぜ僕が今いる会社が分かるのだろうか・・・
あ、そうかLinkedinに情報をアップしているからだった。← 自爆
今は複数のオンライン名刺交換データベースがあるので、リクルーターにとっては活動しやすくなっている。
「外資系のクルマの会社のマネージャーを募集中です。先方はあなたがいいと言っています。興味ありませんか?」
とこちらがドキドキする誘い文句で、なんとかミーティングを設定しようとするリクルーターもいました。
ちょうど転職を考えている
自分がいま転職するとしたらどのくらいの価値があるか知りたい
など興味があるなら、話を聞いてみるのはいいことです。
転職するを英語で
上司にばれないようにこっそり転職活動している
I am looking for a new job without my boss finding out
I'm job-hunting now でもいいですが
新しい仕事を探しています
I am looking for a new job
と言えば転職活動していると通じます。
Who are you ? は失礼な表現
電話を取り次いだ人が、アタフタしながら電話口で
Who are you?
と言っているのが聞こえてきた。
Who are you? だと相手には
あんた誰ですか?
のように聞こえてしまう。ビジネスで使うのなら
Can I ask who is calling?
どちらさまですか?
May I have your name please?
お名前はなんでしょうか?
というようにたずねるのが、ていねいです。
ではよい転職活動を!