「ウップス」 と恥ずかしがらずに言える日はくるのか?

 

カナダに来てまだ英語が話せない頃のこと

冬の寒い中、誘われたのでハイキングに行ってみました。気温が4度と凍えるくらいだったので、正直乗り気ではなかった。

ハイキングはまったく向いてない曇りの寒い日。

でも誘ってくれたカナダ人のキムは

「べつに寒くないよ」

って冬でもサンダルを履いてるような体温センサーをどっかに置いてきてしまったんじゃないかと思わせる男。

体感温度が違うんでしょうか。

この男、アウトドアが好きでいろいろ連れて行ってくれます。

で、1日中一緒にいるともちろんずっと英語を話しているからいろんなことが英語で言えるようになってくるのです。

キムのマネして、

「おっと、あぶない」

「痛いっ」

「ふぅ」

とか言ってるとためいきまで英語で言うようになってしまう。

外国人と結婚し、長い間アメリカに住んでる日本人のおばちゃんってなぜか日本人と話しても英語がでてきたりしますよね。

最初

「なんだこの人、日本人なのにかっこつけてんのかね」

って思ったわけです。

 

「日本語がでてこないのよねー」

なんてそんなことありえない

って思っていたけど

このとっさに日本語よりも英語がでてくる人たちの気持ちがわかるようになりました。

脳が日本語に切り替えられない感じ。想像してみてください。

英語しか話さない生活。

朝起きてから寝るまでずっと英語。

もしこれが1年つづいたら?

2年続いたらどうでしょう?

英語の脳に切り替わると思いませんか?

キムと出かけた日は家に帰って一人でなにかしてるときも脳が英語モードになっているため

とっさにでてくる言葉が英語なのです。

どっかに足ぶつけたり

もの落としたり

すると

Oops 「ウップス」 おっと

Ouch 「アウチ」 痛っ

Shit  「シット」 くそっ

て言ったり

これじゃあまるで英語かぶれの日本人です。恥ずかしい

誰も聞いてないからいいけど、日本人友達と一緒にいるときに自分の名前を呼ばれて

「Yes」 って言った瞬間

「しまったっ!」 となることがあります。

これはいいことなのかもしれないけど、100%日本人な性格の自分は恥ずかしさを捨てきれないのです。

いつか自然にウップスと言える日がくるでしょうか

とカナダ生活3年目に思ったことでした。

 

 

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