あなたがなんとなく生きた今日は、昨日死んだ人があれほど生きたいと願った明日

 

 

どこかのブログで見かけたこの言葉が気になって調べてみたのがきっかけだった。
「あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった者があれほど生きたいと願った明日」
これ、僕のことかもしれない

なんとなく生きてるかもしれない

そして思い出した。

シンガポールで謎の菌に感染し、死にかけて入院したことを。

脱水症状かと思って病院に行ったら、そのまま緊急入院。
その時目に見える世界が、濃い霧の中にいるように見えた。
左腕につながった点滴が落ちるのをじっとみながら死の予感を感じたことを。

大げさかもしれないが海外で入院すると、とても不安で、日本の三倍くらい深刻な気分になる。
(日本で入院したことはないが・・・)

普段当たり前のように生きていると、気づくことすらない。
でも、病気になるとあらためて、健康で毎日普通に生きていることに感謝できる。

 

そして、この言葉の出処がわかった。

グッドライフという韓国の翻訳本で、心臓をぎゅっと握られるストーリー。

 

 

この本をスタバで読んででうっかり、じんわり泣けた。
韓国ではベストセラー。
日本でもドラマとして放送されていた。まったく知らなかった。

僕には息子はいないが、もしいたらギュッと抱きしめたくなった。(妄想)

当たり前の毎日を生きているが、同じような明日がくる保証なんてどこにもない。

今日も普通であることに感謝できる一冊です。

オススメ度
★★★★

 

 

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