レジ袋を英語で。15年以上も前からレジ袋は有料だったバンクーバーのスーパーで買ったエコバッグがヨレヨレだがまだ使える件

london drug 今日の英語フレーズ

 

レジ袋 → Plastic bag

レジ袋はshopping bagでも通じますが、plastic bagのほうが使われます。

レジ袋が有料になり、それが当たり前のこととして認識されるようになりました。カナダでは15年以上前の時点で、レジ袋を有料にしているスーパーがあった記憶があります。そのためエコバッグを使用している人が多くいました。

大手のスーパーではそれぞれ買い物用のエコバッグを販売していた。僕はロンドンドラッグとセーフウェイというお店が販売していたエコバッグのダサかっこ悪いデザインが好きで、よく使っていた。日本に帰国したときも買い物に行く際に使いました。

東京でカナダ人に「あ、それロンドンドラッグの買い物バッグだ!僕も持ってる!日本でそのバッグを見るなんて」と言われるために使っているが、いまだに誰にも声をかけてもらったことはない・・・

遠慮せずにみんなどんどん声かけてくれていいんですけどね。

 

london drug

London Drugsのロゴの下に「Nobody does it better」という一文がある。

直訳すると「それを私たちよりも上手にできる者はいない」

「それ」はなにを意味するのか?まだ英語がよくわかっていなかったので「この it はなにを指しているのか?」と疑問に思いました。これを理解するにはLondon Drugsがどんなビジネスをしているのかを知らないと理解できない。

小売店というビジネス業界では「私たちが一番すごいですよ」というアピールです。このフレーズはLondon Drugsが商標登録しており、いろんなところで目にするのでカナダ人はわざわざそんなことを考えないと思うが・・・というか誰も気にしてないかもしれません。

ロンドンドラッグのエコバッグは99セントで販売している

eco bag

10年以上ほぼ変わらないデザインというのが驚きである。

不織布の厚めの生地で、重たいものを入れると底が破れそう。ペラペラ感がユーザーを心配にさせてくれる。

Reusable bagと書いてあるが、99セントという価格設定は破れてもまた買えばよいと思わせる。1年間ガンガン使えるような丈夫さはない。半年も使えば汚れてヨレヨレにもなる。洗濯して使い続けるような素材ではないので、半年もせず新しいものを買うことになる。

 

レジで10セントを支払い通常のレジ袋を買うことも多い。それと同じことが日本でも起きている。

レジ袋が有料化になり、最初はエコバッグを使用していたが、だんだんと汚れてくる。新しいエコバッグを購入するというひと手間が煩わしくなり、手ぶらで買い物に行くこともある。

「そうだ、みりん買わないと」

と買い物を予定していない場合にも有料レジ袋を買うことになる。

「しまった。買い物バッグ忘れたー」

とレジ袋の料金を支払うことになるが、くやしいので明らかに手で持つには多すぎる量の商品を、強がって「レジ袋はいりません!」キリッ
と伝え、いざ買い物かごから商品をすべて手に持って帰ろうとすると、持ちきれず後悔する。

きなこと黒糖パンはジャケットのポケットにねじ込み、小脇にみりんとコーンフレークを挟み込み、手には梨をもってソロソロと退店。この時は車で来ていたから歩く距離は長くなかったが、もし電車だったら

「なにあの人?強がってレジ袋いりませんって言ったけど、持ち切れずに後悔している人じゃない?キモっ」

となっていたことだろう。

 

 

年齢と物欲の逆相関

 

僕がカナダ移民になった時、お金を節約していたという理由もあるが、それとは別に自分に大きな変化が起きたことを覚えている。

それは物欲の減少だ。

5年単位で振り返ってみると、確実に物欲は減少している。お金を節約する上でもいいことなのだろう。しかし意識してそうなったわけではない。

新しい時計が欲しい、洋服が欲しい、スニーカーの新作がでている! 外へ出かければいつも何かしら欲しいものが目に飛び込んでくる。

ところがカナダに住んで物が欲しいという感情が少なくなったのだ。それは日本に比べるとカナダでは欲しい思う物が売っていないからだ。我慢しているのではなく欲しいと思わせる魅力的な品物が少なかったのである。

洋服を買いにいってもお店の数が少ない

そして数少ないお店に行っても欲しい服がほとんど見つからない

たまにいいなと思う服があってもサイズがあわない

運よくサイズがぴったりでも日本のデフレの価格を知っているので、カナダで販売されている品物の値段を割高に感じてしまい購入意欲が低下してしまう。

そんな環境で長く暮らしていると、買い物に行っても「どうせなにもないだろう」とすりこまれ洋服はカナダで買わなくなってしまった。

いまではバンクーバーにもユニクロがあるが、当時はユニクロの服をカナダで着ているとカナダ人に
「そのシャツいいね、どこで買ったの?」
と聞かれた。

カナダはユニクロの服がおしゃれに見える国だった。中国系のお店でユニクロ1900円のフリースが80ドルで売っていた。

1900円の服が8000円に!
商魂たくましく値段を釣り上げていた。

日本発のお店が海外に進出するのは日本人としてはうれしいが、日本にまだない海外の知名度が低いブランドが日本に進出してくると熱が冷める。なんだろうこの感情。

ずっと前から応援していた歌手や俳優、芸人がメジャーデビューして売れた時のなんかさみしい気持ちに類似しているのだろうか。海外でしか買えないからこその希少性や特別感を感じるからだろう。

 

年齢の上昇により物欲は減少し、物よりも体験のほうを重要視するようになっている。

物を所有しても幸せにはならないことは証明されている。

コーネル大学のトーマス博士によると、「モノにお金を使ってはいけない」。
モノの問題点は、それによって得られる幸せがすぐに消えてしまうパラドックスがあるそう。

The Paradox Of Possessions → 所有のパラドックスの問題点は以下の3つです。

1 新しいモノを手に入れてもすぐ慣れてしまう

2 さらに新しいモノを買いたくなる

3 自分のモノと他人のモノを比較してしまう

買い物をして得られる幸福は一時的なもので長くは続かない。

 

Why You Should Spend Your Money On Experiences, Not Things(英語)
モノではなく、体験にお金を使うべき理由

 

教授の主張を要約すると、モノよりも体験のほうが幸せは長く続く。それはモノは身体から離れているが、経験したことは自分の中にあり、蓄積された経験は自分の一部になるからだ。

なるほど、確かにそういわれると経験したことはどれだけ時がたってもはっきりと覚えている。

・真冬にウィスラースキー場の山奥で迷子になり遭難したこと

・トライアスロンの自転車でお尻が火をふいたこと

・カナダで激しすぎるラフティングに挑戦したら滝から転落して首をねんざし1週間顔が左向きだったこと

などが僕に蓄積されている経験ということになるのだろうか・・・

できれば忘れたい経験なんだが

 

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