【これ買って損したわ〜】を英語で。カナダでTシャツビジネスを始めたが全く売れず、悔し涙

 

海外のショッピングモールに行くと通路に移動式ラックを置いてサングラスやスマホのケースを売っているのを頻繁に見かける。

僕も26歳の時にこのラックでTシャツを販売しようと考え、使用料を問い合わせたところ1ヶ月4,500ドルという回答があったので3秒で諦めた。

バンクーバーのショッピングモールの家賃はとても高い。10月からはさらに高くなり、1ヶ月で7,000ドル以上に値上がりする。年末に向けてショッピングする人が増えるためだ。

移動することはないが飾りのタイヤがついているのがCartで動かないものはKioskと呼ばれる。

人が多く通る通路ほど高い値段が設定されている。当然のことだが、あんな小さなお店でも家賃がこんなに高いとはみんなちゃんと利益がでているのだろうか?

不動産のチラシだけを並べているキオスク

ヘアアイロンだけを販売しているカート

畳2枚分もないスペースの家賃が月4,500ドルとは・・・

19ドルのTシャツを237枚売って4,500ドル。500枚売ってやっと利益がでる計算だ。
毎日最低17枚売る必要があるが、休みなく1ヶ月間ひとりでTシャツを売り続ける気合いと覚悟は僕にはなかった。

そこで逃げの気持ちで安易にオンラインで販売することにした。

その頃は今みたいに簡単にオンラインショップを作成できる環境がなかったので、自分でウェブサイトを作り、高い使用料がかかるクレジット決済のサービスを使った。

売るものは最初に発注したTシャツ100枚。デザインは1種類のみ。工場に最低100枚からしか発注できなかったからだ。

メンズノンノをみて日本で売れているTシャツのデザインをパクリ参考にして自分でデザインをした。

カナダで売られている洋服はイマイチなデザインばかりだったので日本のデザインをカナダに持ち込みたかった。

一応プログラミングできたので、なんとかオンラインショップを作りショップを始めることができたが、僕はコードは書けるがデザイン力はイマイチだった。そうしていまいちパッとしないデザインのサイトができあがった。

オンラインショップができたら売れるだろうとお気楽に考えていた。

俺のデザインした服

オンラインで販売

ドンドン売れて

商売繁盛

なぜかそう思いこんでいた。

若いってステキですね。

そもそもその頃オンラインで服を買おうとする人はいなかった。僕も自分で買うことはなかった。
そんな時代によくわからないオンラインのお店で人はTシャツを買おうとするだろうか?

サイトをオープンして1ヶ月しても僕のサイトに人が来ることはなかった。サハラ砂漠の真ん中にポツンと出店しても、そもそも人が通らないのだから売れない確率100%。

フェイスブックもツイッターもなかったので、宣伝する方法は掲示板にスパムのように書き込んだり、お金を払って広告を出す必要があった。

試しに100ドル分の広告を出したが2枚しか売れなかった。

完全に赤字。

すぐに広告はやめて、バンクーバー近郊で週末に開催されている複数のフリマで販売した。フリマは基本的に不要品を激安にして処分する人が多い。

だから19ドルのTシャツが売れることはなく、8ドルまで値下げしてなんとか売ることができた。でも儲けはゼロ。売るたびに2ドルの赤字。

たくさんの時間をかけたのに手元にお金はいってこなかった。ひとつも儲からなかった。

最終的に売れ残った20枚はクリスマスや友達の誕生日プレゼントのギフトとして使った。

ものすごい時間と労力をかけて、結局得たものは15万円の損と素人がデザインしたTシャツはそんな簡単に売れないって現実だった。

今ならもっとうまくできそうな気がするので、再びトライしてみようか・・・

いやいや
まてまて

やっぱりTシャツ屋さんはやめておことう。

 

損したを英語で

 

この本買って損したわ~
I wasted money on a useless book

「損した」というよりも「無駄なものにお金を使った」という意味をwasteで表しています。

 

You’re wasting my time
あなたの話を聞くのは時間の無駄だ

 

え?このブログを読むのは時間の無駄だって?

そんなこと言われたら悲しすぎっス

 

 

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