ご存じですか?airbnb(エアビーアンドビー)
日本ではまだまだ知名度が低く、警戒心もありドカンと広まらないairbnbですが、日本に来る外国人旅行者を積極的に受け入れ、
収入が500万円を超えた!
とビジネスとして生計を立てている人もチラホラいるというニュースをみました。
→ 500万円儲ける一般人も出た「自宅民宿」 旅館業界を激怒させる「Airbnb」とは
あなたも僕も使っていない部屋があれば今日から宿泊者の募集を開始することができます!
airbnbとは
アパートで1泊、お城で1週間、ヴィラで1か月―どんなご要望でもAirbnbにお任せください。世界190ヶ国34,000以上の街で貸す人と借りる人をつなぎ、あらゆる価格帯でユニークな旅をお届けします
B&B というのは昔からあります。Bed & Breakfastのことで、その名の通りベッドと朝食を提供する小さな宿(民宿の海外版)のことです。
カナダでB&Bというと、一軒家の複数の部屋をゲストルームにして、朝食はみんなでキッチンで食べるというタイプが多い。僕が宿泊したことがあるB&Bはほとんどが一軒家のタイプでしたが、たまにユースホテルのようなプチホテルタイプもありました。
ホテルのような場合はプライベート感があるので、あまり人と話をしたくない人には向いているでしょう。B&Bのいいところは、ホームステイのようにそのお家の人や他の宿泊者と会話を楽しんだりすることができる点です。
B&Bはホテルみたいなものだからそんなに抵抗はないが、全く知らない人の家に泊まるのってなんか不安ですよね。泊まる側はまだ気が楽だけど、知らない人を自宅に受け入れるのはさらに心配。
何か盗まれたり、壊されたりしないのか?
トラブルがあった場合、airbnbには保障制度があります。宿泊した人が部屋を破壊したり、盗んだりなど家主がなにかの被害にあった場合、最大1億円までairbnbが払うと規約があります。
1億円って・・・すごい。
それでも泊まる側には保険とかはないので、心配性すぎる人にはムリですね。
いきなり受け入れ側になるのはハードルが高いので、まず泊まってみてどんな感じなのか体験してみるのが良いでしょう。
実際に泊まってみた
ということで僕が実際にairbnbを使ってカナダで3件の家に泊まった感想をお伝えします。
まず、どうやって泊まるところを探すか?
サイトで場所と日程を指定すると宿泊可能なリストが表示されます。
一泊の宿泊費が円で表示されている!ドルじゃないので金額が分かりやすい。
そして、すごく良さげな写真が並んでいる。たまたま緑が多いエリアだからだろうか。
マップ表示もあるので、滞在したい場所を表示すると候補が自動的に表示される。
「金額は10,000円以下で部屋は貸切のみ」 という細かい指定もできて使いやすい。
都市部はアパートの一室タイプがほとんどで、郊外は一軒家が多い。アパートタイプよりも一軒家のほうが写真をみるかぎり素敵です。広そうだ。
ためしに東京にはどんな部屋があるのかチェックしてみるとなんと1000件以上もヒットしました。
部屋の提供者からの紹介文をみるとほとんどの人が英語で記載している。やはりステイする人の多くは外国人なのでしょう。中国語、韓国語もありました。
1泊13,000円とかなら、ホテルに泊まったほうがいい気がするのですが・・・
バンクーバー付近で良さげなところを見つけたので、その人の自己紹介とそこに泊まった人たちのレビューをチェック!
↓こんな感じで細かく点数がついている。それと宿泊者からのコメントが参考になる。
なんとなく良さそう・怪しそうはみんなのレビューから判断できます。
他人の評価も良いし、直感でここにしてみました↓ 一軒家でめちゃ広そう。
日付を指定して、予約をするとすぐ返事がきました!これで確定です。
その後、到着時間と挨拶のメッセージを送っておきました。とてもスムーズです。
予定通りの時間に到着すると、家主のおばちゃんは庭の芝刈りをしていました。おばちゃんに挨拶をして、泊まる部屋に案内してもらいます。一階がゲスト用で二階に家主が住んでいます。
案内された部屋はとても綺麗で広く清潔感があります。ビッグダディが家族10人で来ても余裕の広さ。テレビでみる海外のお家って感じです。
airbnbは基本、食事はついていないので、自炊または外食になります。こちらの部屋は広すぎるキッチンがついているので、本気で料理もできます。
高級ホテルみたいに、テーブルの上にはウェルカムメッセージとおばちゃん手作りのクッキーがおいてありました。なんということでしょう。このままここのお宅にホームステイしちゃいたいくらいです。
このお家には3日ほど滞在しましたが、静かで安全でとても快適に過ごせました。(実際日中は外出していて、夜寝るためだけにステイしただけだが)
チェックアウト?さよなら?するときは鍵を家主に返して終わりです。
お金はすべてサイト上で登録したクレジットカードで処理されるため、現地でお金を払う必要なし。チップも不要ですが、おばちゃんがステキだったので5ドルおいてきました。
予約から宿泊、さよならまでサクサクにスムーズでした。こりゃ便利なわけです。
受け入れる側も、泊まった人の評価をすることができるので、変なゲストも、受け入れ側も双方淘汰される仕組みになっています。
次に宿泊したところには10泊しました。長く宿泊するとすこしディスカウントになるステイ先もあります。ここは1泊7000円でした。
1軒目と違い、ここは部屋も狭くトイレ、バスも家主と共有のパターンです。1軒目が完全に独立式だったので、2軒目も同じように考えていたんですが、こちらは完全にシェア貸しタイプ。誰かがシャワーを使っていると、トイレに入れません。
ゲストルームは半地下(ベースメント)にあり、1階と2階が家主用になっています。
この家は高級住宅地の一角にあります。高級住宅地は大抵バスや電車でのアクセスが悪いので不便。でもその分変な人が周辺にいないので、安全だったりします。
このお家のホストのマザーと子供3人とたくさんお話しました。冷蔵庫も使えてご飯も一緒に食べてホームステイのような感覚でした。
そこまではよかったんです・・・
宿泊してから3日目の深夜のこと
夜に本を読んでいると、誰かに話しかけられたような気がした。
「・・・」
え?
誰かいる?
まさか!
ドキドキしながら、ドアを恐る恐る開け、上階につながる階段を確認。
誰もいない。
おかしいなあ
しばらくすると
また声が聞こえる
家主はとっくに寝ているはずなのに・・・
怖っ・・・
もしやこの家はアレがでるのか?
ささやきが聞こえる。
よーく耳をすますと、男女の話し声に聞こえる。
どうやら地下にあるストレージから聞こえてくるようだ。
ストレージに誰かいるのか?
確実に誰かがいる。
こんな夜中になんてことだ。
ドキドキしていると話し声がしなくなった。
「きっと家主がなにかしていたのだな」 と思い込んで寝ようとすると
男女のやらしい声が聞こえてきた!!
うわー
ちょっとちょっと
はじまったよ。
翌朝ホストのマザーに聞いてみると、ストレージと思っていた部屋は普通にカップルが賃貸で住んでいるとのことです。
先にそれおしえておいてよマザー!
夜中の声はカナダ人カップルの夜の営みでした
この事件の翌日、早朝から誰かの嗚咽の声で目が覚めた。
なにごと?
と上の階に様子を見に行くと、マザーが胃腸炎でゲーゲーしていました。
そして、それを見て僕ももらいゲーしかけました。
airbnbではいろんな体験ができますね。
まとめ
※すでにメンバーの人からの紹介で登録すると3000円オフの割引クーポンがもらえるそうです。泊まる予定がある方は連絡もらえれば、ご招待メールをお送りしますので、メールください。僕は知らずに自分で登録したので3000円オフになりませんでした・・・
気を取り直してairbnbを使った感想をまとめると
1 意外に高い
場所によっては宿泊費が15,000円を超えるものばかりだったりします。安いとちょっと評価が低かったりするので、安心を求めるならレビューが高くてそこそこの金額になります。
15000円ならairbnbではなくホテルに泊まります。
→ 豪邸を貸切プランもありました。1泊80万円。 高すぎ!
2 プチホームステイ気分が味わえる
シェアタイプの宿では、家主とお話ししたり、一緒にご飯を食べたりすることもあるので交流ができました。家主のお父さんと一緒にサッカーもしました。
泊まるところだけ探してて、人と話すのがめんどうな人は、貸切タイプがいいでしょう。
3 快適
僕がステイしたところはどこも快適でした。それぞれの家は個性がありその違いも楽しかったです。家主も宿泊者を多く集めるために部屋をきれいにしたり、お迎えサービスを付けたりと力を入れているところが人気のようです。
4 安いと場所が不便
1泊2000円という宿もあります。僕は車があるのであえてちょっと郊外の広めな家で探したので部屋が広いところが多かった。
おすすめは都市部から少し離れたところだと宿泊費が安くなります。
これは家主も値段が高いと人が来ないことを知っているので安めに値段を設定しているのでしょう。
ダウンダウンだと 「狭い・高い・便利」
郊外は 「安い・広い・不便」
となります。
2人以上で泊まるならレンタカーをして郊外へ行くのがオススメです。
それからレビューはしっかり確認です。
おばちゃんの胃腸炎にも注意です。
それと隣の部屋のカップルの動向にも注意です。