専門用語、業界用語を英語で。パソコンオタクな人だけが爆笑した話。他の人は冷たい目でこちらを見ていた。

 

 

野球、ゴルフ、大学、サークル、会社、バイト先などある特定のグループだけが理解できる専門用語ってありますね。特に広告業界はそんな用語が多いように感じる。

いくつか例を挙げると

とりあえず走りながら考えよう

 

走りながら考える?
陸上選手でしょうか?

意味
「あんまり考えないでとりあえずやっとこ」

使用例
「来週のイベントのプレゼンなにもネタがないんだよね。とりあえず走りながら考えようか」

こういうときの仕事はやっつけになることが多い。

 

けつかっちん

 

お尻がカッチカチ?固いのだろうか?

意味
「今の仕事(用事)のすぐあとに次の予定が入っている」

使用例
「けつかっちんなんで、お先に失礼します」
「このあと飲み会でけつかっちんなんで、またねー」

普通に「次の予定があるので」と言えばいいような・・・

 

わらう、わらって

 

意味
「物をどける、片づける」

使用例
「このモニタはもう使わないからわらって!」

笑う
ではないようです。

あーっはっはっはっー って笑ってたら先輩にキレられそうです。

 

リマさん

 

意味
リマ → リマークスのこと。
CAの間では要注意人物を指す。

使用例
「あの人リマさんだからクレームにならないように気をつけて」

クマのプーさんではありません。

 

お花つみに行ってきます

 

意味
「トイレに行ってきます」

これは友達からきいたのだがほんとに使うのだろうか?聞いたことない。

 

このようにある特定のグループだけで通じる用語があるわけですが、先日会社で仕事をしているときに後ろから

「I need more padding here」

「うわっーーーはははは」

と3人くらいが大笑いしていた。

なんか盛り上がっているなと振り返ってきいてみると

彼女のデスクの上にはいつも誰かしらの資料が放置してあって、「もう場所が足りない」という意味で

「I need more padding here」と言ったのです。

通常であれば

「I need more space」

と言えばいいところをあえて

padding というワードを使ったのがとてもすばらしいのだ。

なぜか?

ウェブサイトを作る仕事をしていると、html や CSS といったコードが登場する。

そこでよく使われるのが
margin
padding
と呼ばれるコードだ。

知らない人にはなんのことやらだが、

padding:20px

というコードがあったとする。これは簡単にいえば余白を意味するコードだ。

周囲に20ピクセルの余白を入れるとこうなる

 

padding

 

あえてpaddingというキーワードを使ったところに、周囲の人が反応したのです。

「I need more padding here」

私の机の上にはもっと余白(スペース)が必要だわ

 

このあとインド人がまざってきて、

「paddingじゃない!margin 0 auto でセンタリングだ!」

みたいなGeekな話でさらに盛り上がった。

※Geek → バカ、おたく (深い知識を持つ人というポジティブな意味でもある)

 

このジョークが理解できるのはウェブサイトを作る人だけだろう。おそらくあなたの業界にも一般の人が理解できない専門用語があるだろう。
このような言葉は

jargon ジャーゴン

と呼ばれる。

業界用語、特殊用語、専門語、隠語という意味だ。
大学で経済学のレポートを書いているときに先生にはよく 「Jargonを使うな」 と注意された。読んでいる人、話している相手が理解できないワードは使うべきではない

というのが先生の主張だ。なるべく平易な単語をつかって、自分の意見を伝えることがビジネスをする上では重要だということ。

そう考えると僕は自分が勝手に作り出した自分語を使うこともあるので反省して、今後はすべての記事をカタカナで書くことにしようと思う。

 

キジヲスベテカタカナニスルトヨミニクイノデヤメテオキマス

 

読みにくいったらありゃしない。

 

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