AIが買い物をする時代が来ていることをシンガポールで学ぶ。「お土産を買おうとショッピングモールへ行っても円安すぎて買えるものがない」を英語で

9年ぶりに、シンガポールへ降り立った。 目的は、マーケティングイベントへの参加である。

一応仕事ではある。海外でのマーケティングトレンドは日本にもすぐにやってくるので、仕事としてシンガポールに送り込まれたのであった。

この会場で最も耳にしたキーワード、それは Agentic AI(エージェンティックAIと読む)

簡単に言えば、「自律的に動くAIエージェント」のことだ。 あと数年もすれば、AIエージェントが私たちの代わりにオンラインショッピングを完結させる時代が来るという。

「そろそろ冷蔵庫のミルクが切れそうですよ」

「トイレットペーパーのストックが限界です。いつものやつ、買っておきますか?」

AIが購入サイクルを学習し、最適なタイミングを提案する。 私たちがすべきなのは、その提案を「許可」するかどうか判断するだけ。 あるいは事前に許可さえしておけば、私たちが寝ている間に勝手に決済まで済ませてくれる。

さらに、手首のスマートウォッチが体温の変化を察知して病院を予約したり、来週のスケジュールの「BBQ」という文字を見て、必要な肉や炭の準備を提案してくれたりする。

未来の話のようだが、実はこれ、「人間が1日に決断する回数」を劇的に減らしてくれる、極めて実用的で地味な進化なのだ。

いずれこうゆうライフスタイルになるってことです。

効率のシンガポール、停滞のアメリカ

テクノロジーの進化は、チャンギ空港ですでに実感していた。 シンガポールの入国審査は完全に自動化されており、列に並んだ時間はわずか5分。超高速!

ふと、アメリカの空港を思い出す。特にシカゴの。設計の問題なのか、やる気のない審査官のせいなのか。延々と続く列と、機嫌の悪い人々。あの無機質でどんよりした「お役所仕事」の空気感。

なんとかならないのだろうか?チップ文化のアメリカでは奉仕の心が不足しているように感じている。

そろそろ、入国審査も「人の気持ちを明るくするエンタメ」へと進化してもいいのではないだろうか。

入国審査官の名前を「キャスト」に変えるとかね。

エコを置き忘れた極寒の地

外はうだるような暑さ、室内は凍えるような寒さ。 それがシンガポールだ。 「冷やせるだけ冷やすぞ」という強い意志を感じるほど、冷風が吹き荒れている。 ここには、「エコ」という概念は存在しないらしい。SDGsどこいった?

アジアでは関係ないようだ。

飛行機の中も基本寒いので、いろいろと対策はしていくのだが、防寒以外に今回持参した自慢のアイテムが大活躍したのでちらっと紹介しておく。

  • ネックピロー(これがないと始まらない)

  • 着圧ソックス(むくみ対策の必需品)

  • ノイズキャンセリング付きヘッドホン(静寂は金なり)

  • Bluetoothトランスミッター(機内のエンタメを自分のヘッドフォンで見ることができる神のようなガジェットだ)

その他、海外旅行におすすめグッズはこちらで紹介しています。

 

1万円のドーミーインを夢見て

今回指定されたホテルはイベントの会場でもあるこちら リゾート ワールド セントーサ – エクアリウス ホテル

チェックインする時に知ったのだが、なんと3泊で22万円。

しかし、特別に高級でも高層階でもない。場所がセントーサ島だから割高なのだろう。

経費だからよいが、自腹ならたまげる金額だ。 「1万円くらいでドーミーインのような快適な宿はないか」と探してみたが、今のシンガポールにそんな宿はなかった。

宿泊費が高い分、朝食のクオリティはとても高かった。メニューが良くわからないので、適当に上から2番目を選んだら激辛のヌードルが運ばれてきた。朝から目が覚める一品だった。

夜は散歩がてら、セントーサから歩いて行ける距離にあるVIVOという巨大なショッピングモールへ足を運ぶ。 しかし、ここでも「円安」という高い壁が立ちはだかる。

レストランのメニューはどれも割高に感じ、妥協してフードコートへ。 「肉骨茶(バクテー)」を注文したが、出てきたのはお薬のような、なんとも苦い味わい。 「苦うまい」ならいい。しかしこれは「苦まずい」。 以前食べたときはもっと美味しかったはずなのに、なぜだ。 2,200円も払った自分を納得させるため、モヤモヤしながら無理やり胃に流し込む。

「買い物をする国」ではなくなった場所

スーパーで見かけた、剥き出しのドリアン。 握り拳ほどのサイズで約6,000円。夕方だからか20シンガポールドルに値下げされていた。そんな高級品だったのか。

アンダーアーマーのTシャツも、ナイキのスニーカーも、アークテリクスのジャケットも。 計算すればするほど、日本で買う方が安い。

いつから日本円は、こんなに頼りなくなってしまったのか。

AIが買い物をしてくれる未来を学びに来たけれど、今の私にはAIに頼むための「原資」が足りない。

「シンガポールは、買い物をする国ではないんだな」

私はトボトボと、場違いな高級ホテルへ向かって歩いた。

「円安すぎて買えるものがない」を英語で

The yen is so weak, everything feels too expensive to buy.

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