【抗議デモを英語で】世界を騒がせているあの人のinaugural speechってなんのこと?

トランプの大統領就任演説

inaugural speech → 就任演説

inaugural address と呼ばれることもあります。

いきなり「イスラム圏7ヶ国からの入国を90日間停止する!」と宣言した。

それが発端で反トランプの人々に火がついた。

 

ー2週間前のこと

ロサンゼルス空港に到着し、外に出るとなにやら騒がしい。

大きな声でなにかを訴えている集団がいる。縦横1メートルを超える大きさのダンボールには

No Ban No Wall
Resist
Stop Trump
など
トランプに対する抗議デモです。

抗議デモ → Protest

Demo には「実演」の意味があるので、抗議デモと伝えたい場合は、Protest demonstration となります。
飛行機から降りてきた人に、そんなことを伝えても意味があるのか?入国審査をする職員に訴えているのだろうか。

人混みをかき分けお迎えの車のところに行こうとしたら道路にデモ集団が!

 

This is what democracy looks like

が掛け声です。

Democracy → 民主主義

このデモが原因で空港へ向かう道路が大渋滞。
車がぜんぜん動かずあきらめて、車を降りてスーツケースを転がし歩き出す人が多くいました。飛行機に乗り遅れる人がたくさんいそうだ。

 

ー翌日

Uberを呼ぼうとしたがなぜか携帯の電波がまったくなかったので、久しぶりにタクシーに乗りました。

アメリカではタクシーに乗ると助手席に座ることがよくある。後部座席には誰もいないのに、わざわざ運転手の隣に座る。

僕はタクシーやUberの運転手と話をするようにしている。どんなに不機嫌そうな運転手でもなにかしら話せば面白いことがあるからだ。

久しぶりにタクシーに乗ったら同じ距離でもUberよりもタクシーのほうが高い。これではタクシー乗る人がどんどん少なくなるわけだ。

このタクシーの運転手の腕にはいかつい稲妻のようなものが3本ほど入り組んでいるタトゥーがある。

そしてプロレスラーのようなガッチリと筋肉質なイケイケな風貌。喉がやられているのか、声はガラガラ。

助手席に座る僕

怖そうなレスラー

こうゆうときは簡単な質問をして、気軽に話しかけてもいい人か確認するようにしている。

「ダウンタウンまではどのくらいですか?」

「だいたい15分くらいだよ」

「そうですか。今日は混んでいますか?」

「空いている方かな」

と意外とスムーズに会話ができたので、僕は日本から仕事できているんだけど、カリフォルニアの天気はとても過ごしやすくていいですね。

と自己紹介をすると相手もどんどん話をしてくれる。もう2度と会うことはないかもしれないが、こうゆう会話をするのが好きになった。

昔はできれば話なんてしたくなかったのに、いつの間にか性格まで変わってしまったのかもしれない。不思議なもので、二度と会わないと思っていた人に数年後ばったり会うことだってある。

 

アメリカでリムジンに乗りました。レシートに書いてあるGratuity の意味とは?

 

↑この記事で書いたリムジンのドライバーに1年後にばったり遭遇した経験がある。

 

「空港でデモを見たんだけど、反トランプがすごいね」

と言ったとたんレスラーの顔つきが険しくなった。

やばい地雷を踏んだか アワワワ

「息子がミリタリーにいるんだ」

「トランプは好戦的だから、戦争になれば息子が戦場に行くこともあるだろう」

「あいつはビジネスマンで政治家ではない。アメリカ人としてあんなやつが大統領なんて信じられない。どうしてしまったのか・・・」

とトランプに対しての嫌悪がすごくてびびりました。

でもヒラリーが良いわけでもなく
ビッチ
アスホール
と悪口を言っていた。

お、落ち着きなよとブルブルしていると

でも誰が大統領になろうが俺はこの仕事を淡々とやるしかないからな。そんなもんだよ。

日本人からみていまのアメリカはどう思うんだい?
と質問された

「……」

どう答えようか考えている間に目的地に到着した。

 

レスラー「じゃ良い1日を ヤングメーン」

僕は20ドルを渡し握手をして車から降りた。

カリフォルニアの青い空は雲に隠れどんよりとしていた。

レスラーの気分を晴れ晴れさせてあげられなかった

 

 

 

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