What do you do?
とアメリカ人に聞かれて
「えーと あー アイム ファイン」
と言っている人がいました。
文字で書くと、なにを言われているか理解できるかも知れないが、ネイティブとの会話で早く話されるとうまく聞き取れないからかもしれません。
What do you do?
は
なにをしているの?
ではなく
お仕事はなんですか?
という意味です。
同時通訳のお仕事
しばらく前のことだが、東京でATSというネット広告業界で働く人が集まるマーケティングイベントに参加してきた。
このイベントはネット広告業界、特にオンラインのマーケティング業界で成長しているグローバルな企業が参加しています。
このイベントの内容を3行でまとめると
世界のネット広告会社の人が集まり
儲かりそうな新しいテクノロジーについて
話をしているフリをして自慢をするリア充の会である
・・・
途中から邪念が入ってしまったが、本当は健全でためになるイベントです・・・でも広告関連の仕事をしていない人には100パーセント退屈な内容。
アメリカのベンチャー企業や起業家もたくさん集まります。
参加費も3万5000円と高額。
和田アキ子のディナーショーくらいの値段だ。ちなみに氷川きよしは4万円くらい。
ディズニーランドのオフィシャルホテル滞在よりも高いのになぜこんなに参加者がいるのか?
それは最先端のテクノロジーはお金になるからです。特にインターネット広告業界では先に始めると先行者利益がとれることが多い。
ほとんどの参加者は会社の経費で参加しているだろうが、常に最新の情報を把握しておこうとモチベーションが高い人だらけだ。
この日のメイントピックは最先端のオンライン広告の技術について。
アメリカでは70%のテレビがインターネットにつながっているので、テレビ画面にバナー広告や動画広告をインターネットでポチポチっとリアルタイムに出すことができるようになった。
という内容のセッションがとても興味深い。
そしてそれよりも無料のランチがでるのが興味深い
しかも食べ放題だ
興味深い
ウェスティンホテル品質のランチである
実に興味深い
デザートも食べ放題で実に興味深い
英語の同時通訳をする人のすごさを目の当たりに
イベントのステージで話をしているスピーカーの半分以上は日本人ではない。
そのため同時通訳が聞けるようになっている
ステージで話をしている人が日本人のときはイヤホンからは英語の同時通訳が聞こえる。
逆に英語で話しているときはイヤホンから日本語がきこえてくる。
こんなの
通訳者の発音はネイティブレベルではないがその翻訳能力はすごい。
難しい専門用語も瞬時に訳していた。
おそらく事前に資料をみて準備していたと思うが、通訳しているときは考えたり迷ったりしている時間はない。
ものすごい集中力が必要とされる。15分ごとに3人で交代していたがネイティブの通訳はおらず、全員日本人でした。
いままで白人で英語と日本語の通訳をする人を見たことがない。おそらく母国語が日本語でないと日本語の通訳が難しいからだろう。
日本人がスピーカーのときにあえて英語の通訳をきいていたのだがほんとにすごい。
先週、アメリカ人の通訳をやった。というかその場で突然やることになりアタフタです。同時通訳ではなく少しづつこま切れにする逐次通訳だったが、30分で脳がオーバーヒートしました。
シロウトにはムリです。
やってみて分かったが同時通訳の方、尊敬です。ものすごい集中力でしょう。
でもこのイベントの時はそんなことそっちのけで、ランチをモリモリ食べてました。
通訳を英語で
通訳は英語では translator ではなく interpreter です。
translatorは翻訳家です。
というのが一般的な解釈ですが、日常の会話でも
Can you translate for me?
のように通訳の意味で実際にはTranslateが使われます。
■translatorも通訳者の意味として使える
■interpreterは大きな会議でヘッドセットつけて訳してる人のイメージ
というように区別するのがよいでしょう。
ランチタイムの後に再び英語のスピーチを聞いていると、なぜか意識が遠くなっていき、頭がグラングランしはじめた。
これはまさか!?
食事になにか眠くなる薬を入れられたんじゃないか?
いいえ
ただ食後に眠くなっただけです。
ではまたー