人生で大切なことはすべて○○から学んだ!
みたいなことを言うと、そのタイトルに興味を惹かれてこのページを見にくる人が増えるのでは? という作戦です。
「人生で大切なことは~で学んだ・教わった」 みたいなタイトルの本を見かけたことないでしょうか?
Googleで検索するとでてくる、でてくる。
アマゾンへのリンクをつけておきます。
・・・
こんな本のタイトルが検索するとたくさん見つかります。
すべてを学んでいる と言い切るあたりに清々しさを感じます。
「そんなわけないっしょ」 「全部を1つのことだけで学べるわけないでしょ」
「両親からだって学んでいるし、学校の先生からだって、友達からだって何かしら学ぶでしょ!」
いいえ 違います。 すべてを学べるのです。
そう言い切っているので、それ以外からはいっさい学んでいないのです。 親からもなにも学んでいないのです。 先生からもなにも学んでいないのです。
しかし料理の作り方、人に優しくなる方法なんかも「朝ドラ」や「ドラえもん」から学べるのでしょうか?
これらのタイトルの法則は 読んだ人を 「うーん」 と思わせるところです。 まさか!?ほんとに?と疑問に思ってしまった僕はこのマーケティング手法にまんまと引っかかりました。 そしてわざわざこのタイトルについてこうして文章にまでしてしまっているのです。 完全に相手の作戦にどハマりです。
あちゃー
ということで、このことから僕が学んだことをまとめると
「人生で大切なことは日々生きて経験とたくさんの人から学んだ」
です。
でもこれだと、「当たり前だよ」 となり、誰もツッコミを入れたり、興味を惹かれたりしなくなります。
「おいしい肉じゃがの作り方は母から学んだ」
これだと当たり前ですが、
「おいしい肉じゃがの作り方はすべて猫から教わった」
や
「猫の正しい飼い方は犬に教わった」
などにすると急に 「ええーー?」 「なになに?」 「気になる!」
となり、
「なんか深い意味がありそう」 と思わせることができます。 ということから、やはりタイトルは大切なんですね。 逆に言うとなんでもアリです。読んだ人を「お!」と思わせればいいのですから。
「カフェでミルクティーを注文したら、青汁とピザトーストを持ってきた店主が人生に大切なことをすべて教えてくれた」
とかもアリです。 こんな店主のいるお店は不安ですが・・・
あらためてタイトルをみてみると
↑ マジで僕も教わりたい。近くのマックでバイト募集しているからちょっと行ってくる!
↑ そうなの?そしたらこれからグーグルで働く人はまず一回ソニーに就職してみないと!!
こんなようにツッコミを入れたくなりませんか?
ダメです。ツッコミは我慢してください。相手の思うツボです。
今日の「大切なことはすべてなんとなく学んだ」英語
大切なことはすべて本から学んだ → Everything I need to know I learned from books
学ぶという意味の learn ですが、過去形で Learned と Learnt の2種類を見かけることがあります。
I learned
I learnt
どちらも同じ意味で、どちらも正しいです。Learntはイギリスで使われることの方が多いですが、アメリカ人でも使う人はいます。そしてLearntは小説や学術書などでも使われることがあります。
最後にベンジャミンフランクリンが残した共感できる名言を紹介します。
Tell me and I forget
Teach me and I may remember
Involve me and I learn
言われても忘れる
教えてくれたら覚えるかもしれない
でも、参加して体験すると学ぶことができる
いい言葉ですね。英語の学習と同じです。 本で学んで単語を記憶しても、他人から教えてもらっても、自分の口から話さない限り英語は話せるようにはなりません。
コツコツです