日本からカナダへ行くのに直行便か?少し安い乗り換え便か?さあどっち?‏

united airline

フライトの二週間前に飛行機の予約をすると、最近は満席で取れないことが多い。今日のフライト、行きは成田空港→サンフランシスコ乗り換え→バンクーバーというルートしか予約できなかった。二週間前に直行便はすでに満席だった。夏休みのシーズンだったからかもしれない。

カナダからはバンクーバー→羽田空港の直行便が予約できたので、とりあえずよかった。羽田空港の発着便は人気なのでしょう。

ネットで航空券を探してみても直行便のほうが2万円くらい高い。エクスペディアだと

直行便 → 15万4000円

乗り換え便 → 13万4000円

direct-expedia

エクスペディアは航空券の金額にサーチャージが含まれた金額で表示してくれるので、後からびっくりしなくてよい。

余裕を持って3ヶ月前に予約をすれば直行便でも乗り換え便と近い価格で希望の航空会社のフライトを確保することはできる。しかし僕はいつも早くても一ヶ月から二週間くらい前にフライトが決まることが多く、たいていギリギリ → 直行便が満席というパターン。

乗り換え便はその分、距離を長く移動するのになぜ安いのだろうか。いまいちそのあたりの仕組みがわからない。人気な便のほうが高いという需要と供給のバランスなのでしょうか。

 

貧乏だから乗り換え便

 

バンクーバー行きが
直行便だと12万円
ロス乗り換えだと10万円

「2万円安いなら乗り換えにしよう」

学生の頃は疲れて時間も長くかかる乗り換え便を2万円節約するために選択していた。

当たり前っしょ!2万円稼ぐのに宅配便の荷物の仕分けバイトだったら3日シフトに入らないと稼げない金額。

当たり前っしょ!

と20歳の時の僕はそう言っていた。

でも今は乗り換えは疲れてしまうので2万円高くても直行便です。歳のせいです。

 

共同運航便の罠

 

今回ANAで予約したのに乗ってみると機体はユナイテッドでした。共同運行便ってやつです。

※共同運行便とは
コードシェア便とも呼ばれる。1つの機体を2つ以上の航空会社が各自でエアチケットを販売するもの。でも実は機体は一機なので、どちらかの航空機になる。搭乗してみるまでどっちの機体なのか分からない・・・

つまり共同運航便は

大戸屋に行ったら店内はサイゼリヤだった!

みたいなことです。

サイゼリヤに入ったら店内が大戸屋だったほうがちょっとうれしい・・・でもその逆はちょっとガッカリするかも。

ということで今回の機体はユナイテッド。

ユナイテッドの機体は実際に搭乗してみるとほんとに一席もあいてなく、きっちりと満席。いつもは通路側の席を指定するが、今回はギリギリのため窓側になった。

 

ユナイテッドには苦い思い出がある。入国審査がものすごい混雑で、飛行機に搭乗するのがギリギリになったことがあった。

ほとんどの人がすでに搭乗済みで、僕は先導するスタッフと一緒に小走りで機体に駆け込んだ。そのときの僕の席は三人掛けの真ん中の席だった。

「あー嫌だなあ」「隣の席に人がいないといいなあ」と思いながら、アセアセし席を見つけたときに、そこには信じられない光景が!

思わず二度見どころか三度見をした。

僕が座るであろう席の隣に二席を使わないと座ることができないくらい大きな男がいた。

幅1メートルを超える巨漢男が座っている。アメリカンサイズの横綱だ。

3人掛けの席の1.5人分を占領している。

 

僕はどうやって残った0.5席分に座ればよいのだろうか・・・

 

機内全員が僕のことを哀れみの目で見ているような気がしていた。

こいつどうすんだ?
このまま9時間もフライト耐えるのか?

と思っていただろう。

 

僕は横綱をチラ見したが、0.5席のスペースに座れるわけがないと、CAさんのほうをガン見した。

CAさんはこの状況で僕が困惑していることを察したが特になにも声を発しない。きっと悩んでいるんだろう。どうしたらいいかCAさんも分からないのだろう。

もしかしたら機内マニュアルの「1.5人分必要な人が搭乗した場合の対応について」のページの内容を思い出そうとしていたのかもしれない。

僕は立ち尽くしているわけにもいかず1度座ろうと試みた。

しかし、そもそも横綱はすっぽりと前後のシートにはまっているような状態。立ち上がることさえ大変そうな状況を見かねたCAさんは

「お客様さま、代わりの席に案内しますので、こちらへどうぞ」

と前方へ案内してくれた。

もしやビジネスクラスか?
と少しだけ期待したが、エコノミーの非常ドア横のシートだった。それでもここのほうが何倍もいい。あそこにいたらどうなっていたか。9時間も横綱の隣で0.5席分のスペースにいたら激ヤセ間違いなし。

ユナイテッドにはそんな横綱な思い出がある。

 

今回は幸い横綱はおらず、隣は日本人の大学生みたいな雰囲気の女子だった。

この女子は離陸するとすぐにトレイを手前に倒し、そこに両肘をついて手に顎をのせてまったく動かなくなった・・・思春期の中学生が好きな人のことを考えながら夕焼けをみている。

そんな雰囲気を漂わせていた。

しかも1時間くらい!ボーーーーっっと

なんか気になるんですが・・・

どうした!?

 

今回のユナイテッドの機体には各席にモニターがなく、こんな感じで古い上からモニターがぶらさがったタイプ

ユナイテッド 機体

これだと個人でチャンネルが変えられず、好きなものが見れない。「やっぱりユナイテッドはダメだなあー」と機内で思った人多いと思う。しかし実はユナイテッドは自分のパソコン、タブレット、スマホで好きに映画がみれるサービスを提供しているのです。

もちろん無料。

機内でiPhoneのWiFiをオンにして、ブラウザを立ち上げるとこの画面が表示されます。

wifi united

インターネットに接続は16ドルとかってでるが、これは機内で映画をみたりするのには必要ない。

画面の下のほうには今どのあたりを飛んでいるのかがわかるようになっている。

flight information

 

ほほーう。これは便利。

映画のリンクをクリックすると

united movies

こんな感じで映画の一覧がでてくる。

「おお!こりゃいい」

どの映画みようかワクワクしながらスマホをクリクリする。そして「よし、これを見よう」ってその映画を選択したら、

「この映画を見るには専用のアプリが必要です」的なメッセージが・・・

ん?なにそれアプリ?

よーく説明を読んでみると、映画再生用の専用のアプリがないと観れないと書いてある。しかしアプリをダウンロードしようにも、機内のWiFiはインターネットにつながっていないのでアプリをダウンロードできない。

ダウンロードできないから映画が観れない。

というヤキモキする状態になった。

 

 

 

 

 

 

 

ポカーン

機内でアプリがダウンロードできないから見れない!!

なんというトラップ!今それ知っても、どうしろっていうのか・・・先に言っといてくれないと。

みなさんはあらかじめ地上にいる間にアプリをダウンロードしておきましょう。

 

悔しいので地上に降りてからアプリをインストールしてみた。意味ないけど。

united app

結局映画は観れずに、シートポケットにある免税品のパンフレットを1時間ほどすみずみまで熟読して眠気を誘うことにした。

でもまったく眠くならない。この飛行機は満席すぎておちおちトイレにもいけない。

するとトイレになかなか行けないかもしれないというネガティブな思考がさらにプレッシャーになり、いつもよりもトイレに行きたくなる間隔が短くなった。

 

でも隣の女子は爆睡している・・・さっきまで思春期の乙女スタイルでぼんやりしてたのに!

だれか助けて!

 

 

helpme

機内でトイレ英語

 

通路側の席 → an aisle seat

aisle はアイルと発音します。

窓側の席にしてください → I’d like a window seat please

トイレもれそう → I gotta go to the bathroom

 

 

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