山手線の駅にフレッシュジュースのスタンドがあった。こう暑いとキリッと冷えたのを一杯飲みたくなる。キリッと冷えたビールじゃなくてフローズンドリンクを。
想像したらどんどん飲みたくなってきた。
意識して見渡してみると大きめな駅にはジューススタンドがあることが多い。新宿や恵比寿にもある。増えているのだろうか。フレッシュな響きがなんとなく健康に良い気にさせる。飲んだからって健康になるわけではないが、そんな気持ちにさせる。ジューサーに入ったシズル感のある鮮やかな色どりのフレッシュジュース。
いつもはたいてい「美味しそうだなあ」と歩きながら、近すぎず遠すぎずの位置から値段をちらっと見る。
フレッシュイチゴ 490円
と表示されているのをみて
「微妙に高い」
想像していた金額よりも微妙に高い。すごく高いわけではないが安いわけでもない。
でも飲んでもいい価格でもある。
うーん、甘いイチゴジュースをゴクゴク飲んだら美味しいだろうなあー
と飲んでいる自分と喉ごしを想像し、「よしっ飲もう!」と決めて財布をみる。
200円しかない!
(・Д・`) がっかり
仕方なく諦めて、そのまま通り過ぎる。なんか寂しい。
スタバでは毎日のようにコーヒーを買う。300円~400円使っている。コーヒーだとまったく躊躇なく買うのに、フレッシュジュースだと高く感じてしまうのはなぜだろうか。
300円だと悩まない。400円以上だと悩む。400円以上にはドリンクの壁がある。このドリンクの心理的障壁をグラフにするとこうだ。
400円以上になると買う気がガクンと落ちる。100円だと安すぎて怪しいので買わない。
調べてみると1000円越えのフレッシュジュースもある。1000円て! タカノフルーツの桃ジュース は1000円。でもこちらは店内だからちょっと別ですね。
先週カフェで飲んだフルーツジュースは700円だった。そんなに迷わず700円のジュースをオーダーした。
なのにジューススタンドだと490円が微妙に高いと感じて躊躇してしまう。
店内だとそんなに気にならないが、ジューススタンドだとこの微妙な価格がなぜか気になってしまう。どうしてだろう。カナダではもっとフルーツが安いので、それを体感的に感じてしまうからだろうか・・・
(↑アメリカのスーパーに入ったらグレープフルーツが2個で1ドルだった)
ということで、(どうゆうことだ?)昨日ジューススタンドへ行き、思い切って700円の桃ジュースを飲んでみた。
お店じゃなくて立ち飲みスタイルのジューススタンドなのがポイント。
水をいっさい加えていない本物。まるでピーチを絞って飲んでいるようだ。濃厚で豊潤な香りと、本物の味わい。
ここまで金額を出すと、このくらいの味わいになるのか・・・
とジューススタンドで立ち飲みなのに700円払って飲んでいる自分に酔っている。
どや顏で!
需要が少ないから金額が高いのか、高いから需要が少ないのか?
経済学で頻繁に登場するDemand and Supply Curve (需要と供給の均衡グラフ)で見てみると、このジュースの均衡点はこうなる。
400円よりちょっと下くらい。(データのソースは自分なのであくまでも想像)
※均衡点は、売り手が売りたい価格と買い手が支払ってもよいと考える市場価格がマッチした価格のこと。
供給が需要よりも多いと超過供給(excess supply)となる。その逆は超過需要(excess demand)
簡単に言うと、もうちょっと安いならみんなもっと買うよって状態。
フレッシュなイチゴジュース700円が350円(半額)になったらもっと買う人増えますよね。この需要は Price Elasticityによって変化する。
price elasticity = 価格の変動がどれだけ需要に影響するかの数値。
分かりやすいのはタバコやガソリン。値段が100円アップしてもタバコを買わなくなる人の数は、他の物が同じ比率で値上がりして買わなくなる人の数よりも少ない。
タバコが100円アップしたら買うのやめる人 < フレッシュジュースが100円値上がりしたら買うのをやめる人。
となります。
ってフルーツジュースの話がどんどん違う方向へ・・・もはや英語とか関係ない話になってしまった。
でも学生のときに勉強しておくとこうゆうときに役に立つものです。あなたもフレッシュジュースを飲むときに思い出すかもしれません。Demand and Supply Curveのことを!
東進の先生も言ってる。
「世の中で常識と思われていることは疑ってかかれ!」
てね!
出欠の英語
出席を取ります → I will take the roll / call the roll
出席簿 → A roll book
授業に出席する → I’m attending the class