年々マラソン人口が増えている。自分には無関係だと思っていたが、ついに友達からお誘いがきてしまった。
やったことないことはなんでも試してみることにしているので、ちょっとためらったが返事はもちろん
イエス!
ゴールドコースト観光ついでにちょっと走ってみるか、と軽く考えてみたらとても楽しみになった。
それが3ヶ月前の話だったのにいつの間にかもう当日。
6時起床。外はまだ薄暗い。
前日に開催されたマラソンセミナーで学んだヒントを参考に、途中で補給するチョコレート味のエネルギーバーや濃縮された水あめのようなジェルを5つウエストポーチに詰め込んだ。
多すぎるのか重いかも。と不安になる。
しかも前日に開催されたマラソンセミナー会場まで7キロくらい走っていったのが原因で足の関節が痛い。・・・走る前からこんなコンディションで大丈夫だろうか?
セミナー会場にはノッチや有森裕子さんがいた。有森さんはあんなに細いのによく走るなあと関心です。
島の管理人 の最終選考まで残った小林美絵子さんが司会をしていました。彼女は行きの飛行機が同じでテレビのカメラクルーと一緒に来ていた。
マラソンのスタートは7時30から。泊まっているコンドミニアムからゆっくり歩き15分かけてウォーミングアップ。
朝はまだ寒いので着ていた服を震えながら脱ぎ、荷物預けている間にもうスタートの時間。急いでスタートの集団に合流しようとしたら
ノッチ発見!!
ノッチは確か3時間台で走ると昨日宣言していたので、
よし、一緒についていったるでー
と気合入れてスタート。
参加人数が少ないせいかコースで人にぶつかったり前をふさがれたりもない。参加者は4000人とのこと
バンクーバーのときは2万人もいたので、それに比べると平日の下り電車くらいのガラガラ具合。
10キロ過ぎまではまだ順調。足もそんなに痛くないしスピードも出すぎてない
よしいい感じだ
と思ってすぐ足の疲れがでてきた。
このあたりで一緒に参加していた仲間にも抜かれる。
持ってきたエナジーバーを食べてみる。でも足の痛みはひどくなるばっかりで、ここからが試練の始まりだった。とにかく足が痛くて走り続けられない。たまらず歩いてしまった。
そしたら後ろからきたオーストラリア人のランナーが
「大丈夫、まだがんばれるでしょ」
と肩をたたいてくれた。なんかうれしい。ちょっと元気もらった。
がんばってまた数キロ走りだしたが、また足がやばい。たまらず持っていたペインキラーを飲んで痛みをまぎらわすことにした。
それからは走ったり歩いたりの繰り返しで心の中で
なんで走ってんだろう
罰ゲームか?
なんてネガティブなことばっかり考えて何度もリタイヤしようと思った。
でもゼッケンに名前が書いてあるので僕の名前を沿道の人呼んで応援してくれる。
全然知らないアジア人をフレンドリーに応援してくれる。こういうのってやっぱりうれいしい。元気でる。
10秒くらいだけど・・・
家のソファを道路まで運び出してそこに座ってのんびりしているオーストラリア人が多かったので笑った。カナダと同じなだあと。
マラソンは後半になると普段ちゃんと練習している人としていない人の差がはっきりする。
20キロ付近で歩いている人はきっとなんとなく出場した人なんだろうなあって。
沿道に青い顔で倒れている人、ゲーゲー吐いている人、足つりまくってる人
みんなどんだけMなんだろ。自分痛めつけすぎ
とかなんとか現実逃避の妄想しながらビーチを見ながら歩き走りしてたらもう40キロまできてなんとか無心の内にゴール。
タイムは4時間50分。
ゴールしたとたんに両足が動かなった。
普段フットサルや水泳をしているのにマラソンはみんなより全然遅くて、やっぱりちゃんと準備しないと痛感。
ノッチは3時間40分くらいだった。
ゴールの先にあるテントでマッサージをしてもらっていると、ノッチの奥さんと赤ちゃんがいました。これは走った人にしかわからないが、頑張って完走した人には仲間意識が生まれるんですね。
テント中ではみなさんお疲れ様をたたえあっていた。
二度と走るか!
と思ったマラソンはゴールした直後に
また走りたい
に変わった。
来年また行きます。
(5日たっても足の曲がるところ全部痛くて大変)
というすごく長い前置きで今日の英語はこちら
人生で初めて
人生で初めて → first time in my life
人生で初めてマラソンに参加した → I ran a marathon for the first time in my life
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