カナダに留学したのにシンガポールで死ぬかと思った話 その3

投稿日:2013年4月21日

 

カナダに留学したのにシンガポールで死ぬかと思った話 その1

カナダに留学したのにシンガポールで死ぬかと思った話 その2

のつづき

 

シンガポールの病院はとにかく寒い。

エアコンが強すぎて、ブルブル震えるほどだ。

「ちょっとちょっと
こっちは入院してるんだから、患者に優しい温度設定にしてよー」

風邪でも引いたら、どうすんのさ
ぶつぶつ

独り言を言いながら、とにかく気持ちが悪いので、ひたすら寝ていた。

シンガポールはいろんな民族が集まっているので、病院でもそのカルチャーにふれることができた。

病院食の種類を患者が選ぶことができる。

中華

洋食

マレーシア的ななにか

ベジタリアン

朝昼晩の前には毎回
ご飯のご希望用紙を渡してくるので、どれが食べたいのかメニューから選ぶことができる。

しかも
パンかライス
のどっちか?

ドリンクはなにがいいか?

選択肢が豊富
「あ~ピニャコラーダでも飲みたいな~」

もちろんそんなものはない。

せっかくメニューを選んでもベッドから起き上がると、目が回るので結局なにも食べられず、点滴で生かされていた。
シンガポールで入院なんて、なかなか体験できることではない。

入院してみるとほとんど日本と似たようなものだだった。

やりとりはすべて英語のため、専門用語がでてくるとハテナになったがその都度意味を説明してもらい理解できたので、このときほど英語ができてよかったと実感したことはなった。

結局、症状が改善するのに5日ほどかかり、さらに点滴がはずれ、ご飯が食べれるようになったのが入院から8日後。

2泊3日の予定だったシンガポール滞在は13泊となり、そのうち10泊11日は病院ステイだった。

シンガポールから日本行きの飛行機の予約は、病院に入院しているという理由で追加でお金はかからず、元気になるまではいくらでも待ってもらえることになった。

そんな病人にやさしいシステムがあるらしい。

後日、JALで働いている友達から聞いたのだが、搭乗者データをみたら僕の名前の横に

 

 

Hospitalized 入院中

 

と入力されていたそう。

これが書いてあるとドクターの許可がないと飛行機に乗れない。たしかに、謎の感染病患者が勝手に出国しては一大事だ。

症状が改善して落ち着いてくると気になりだすのが入院費。

急患で運ばれたときは入院費のことはそっちのけで、友達がすべてやってくれていた。

海外で入院するととんでもない額の治療費がかかるときいたことがある。

保険がないと
骨折で60万円
歯の虫歯治療で15万円

そんな感覚でいたから
一日いくらで、検査費はいくらだ?ドキドキしていた。

 

 

友達に窓口で確認してもらったらその額

ひゃ、

ひゃ、

 

ひゃくにじゅう!

 

 

 

120万円

 

なんてこった

ひゃくにじゅうって

 

この金額をきいて、別の病気になってしまうんじゃないかと
ハラハラ

どーしよー

っていう流れのほうが、面白い話になるのだが

残念ながら

ラッキーなことに僕はたまたまカナダで保険に入っていた。

海外旅行保険。

いままで何回も旅行したが一回も加入したことがなかったのに
なぜかこのときだけ保険にはいっていた。

ほんとに気が向いて加入しておいたのだがなにかの力が働いたようだ。

この120万円全て保険で支払われるのだが、病院には自分が立て替えて払わなければならない。
支払いは自分で、あとから保険会社か僕に払うという仕組みだ。

無事退院したのはよかったが、ここからがやっかいだった。

僕が加入したのはカナダの保険会社なので、そのやりとりの回数がハンパなくて、
何回もカナダからシンガポールの病院に連絡して担当の先生のサインやら書類やら
もらわなければならなかった。

普通なら保険会社と病院でやりとりをするのだろう。

結局、立て替えたお金が保険会社から支払われたのは一年後だった。
この動きの遅さもじつにカナダらしい。

そんなこんなで、僕のシンガポール体験は95パーセントが病院というがっかりなものだった。

 

 

さて、そろそろシンガポールにリベンジに行こうじゃないか。
これで 「カナダに留学したのにシンガポールで死ぬかと思った話」 はいったん完結です。

 

 

 

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