貧乏ワーホリ男子がカナダに10年住んで気づいたこと

 

僕が日ごろお世話になっているうんと年上の男性がいます。(勝手に師匠と呼んでいる)
師匠は70歳になってからパソコンを勉強して使いこなすようになりました。ただでさえ難しい株の取引までやる。今でもいろんなことを毎日勉強をしているすごい人です。

そんな師匠に先日

「来年のゴールはもう決めたのか?」

と聞かれた

「うわーまだぼんやりとしか決めてないなあ」

っていうのを見透かされてきっと質問したんでしょうね。

そこで毎年の目標を考えてみた。その流れで 「現時点で幸せと感じること」 もちゃんと書き出してみるといいよ

と言われてみたので書いてみた。その出だしとして僕がカナダが好きな理由をリストしてみた。

人がフレンドリー
スノボ、カヤックなどアウトドアの遊びが手軽にできる
いろんな国の人と知り合いになれる
異文化の交流がある
毎日英語漬け
会社では人間関係にほとんど悩むことがない
通勤電車が混んでいない、車通勤だった
ランチタイムに会社の裏にあるゴルフ場の打ちっぱなしに行ける
夏は仕事の後にビーチでBBQできるくらい日が長い
空がキレイ
自分は人と違ってもいいという考え方

などなど

寒い、雨多い、税金高い、仕事遅い

とマイナスなところもたくさんあるけどそれはあえて書かないのがポイント

良い面をまず評価してポジティブな感情にします。

 

カナダ生活

1年目はすべてが新鮮で楽しくて、2年目はちょっと慣れて普通になってしまって

3年目 日本のダメなところが目について

4年目 カナダでなにしてるんだろうかと自問自答して

5年目 日本もカナダも大好きになる

そして

10年を超えるとカナダも自分のホームランドになったと実感する

ワーホリしていたとき、大学に通っていたとき

常にお金がなかった。

バイトして学費を稼いでいたので、いっさいの贅沢ができなかった。

コーヒーはタンブラーに入れて持って行った。

ランチは家から作ったサンドイッチを持って行った。

そのときは遊びにも行けず外食もできず、切ない思いをしたこともあった

でもいつもこう思っていた。

カナダにいられるだけ幸せ。

なぜなんでしょうね。

カナダ人の彼女がいたわけでもなく、日本が嫌いだったわけでもなく

勉強は大変でつらい
だから無理にそう思っていたわけでもない
でも幸せだった
税金高いし、人種差別にあうし

チップ払うと外食は高いし

バス、電車は時間通りこないし

雨ばっかりでウツになるし

おしゃれな服売ってないし

そんなんでキリがないけど

それでも僕は毎日小さなことで幸せだなあと感じていたのです。

その理由がなんなとなく分かったのは、その経験は今しかできないから

ということ

そして幸せというのは、見つけるものじゃなくて気づくこと

足りないものを求めるんじゃなくて、今すでに持っているものに感謝をするということ

そう思った2011年12月でした。

 

 

 

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