先日、人生で2回目となるトライアスロンに参加してきた。
前回は距離も短かく、たいした準備、練習をしないまま無謀に参加したためいきなりのスイムで溺れかけた。
ごぼぼぼぼ
という波の音がなんども聞こえて泳いでいるというよりも溺れていた。
それでもなんとか泳ぎきったが、もうろうとする意識のままバイクで周回を少なく走るというミスで完走ならずだった。
それを踏まえて今回は準備もしっかり!
ええ
ちゃんと学ぶ男である。
しかーし、当日は台風が上陸するという運の悪さ。そして、大会は中止にならないというアンラッキーさ。
自分でやめたらなんかくやしい。でも、大会が中止なら「ざんねん、僕はやる気十分あったのに、天気がこうじゃねーーゴニョゴニョ」的な言い訳を胸を張って言えたのに・・・
男らしさ全開のスポーツに参加するくせに考え方がちっさい
スイムはしっかりとプールで溺れる予行練習をたくさんしたので、本番のやや荒れた海でも、
なんとか、ほんとになんとか泳ぎきりました。
近くにいたライフセーバーの方には心配されまくりで 「途中で辞めるのも勇気ですよ」 とアドバイスされた。
バイクではお尻の骨が痛くて、痛くてどうしてサドルがあんなに細いのか?
ちょっと高級なホテルででてくるチーズケーキかっ!
とレース中にプンプンしてました。
母親が乗る自転車の太いサドルで優雅に乗れたら楽なのだがそんな人は見かけない。だめなのでしょうか?
そしてなぜウェアがあんなにぴったり・ぴっちりなんだろか?
はずかしい。
自分もその一員なんだが恥ずかしい。
バイクの後は最後のランニング。
ここまでくると、もう終わったも同然とおもいきや、トレーニングが足りていない僕の身体は
水泳
と
自転車
で体力を使い果たしていた。
走りだして、5分
ぜーぜー
とにかく
ぜーぜー
なんだこのしんどさは。
悪いことしていないのに罰ゲーム的なツラさ。
走りながらとにかくリタイヤする理由を探し続けていた。すると沿道からきこえてくる知らないおじさん、おばさんの応援
これはありがたい。ただ声をかけてくれるだけなのに、これだけありがたいと思っていなかった。
僕もこれからは誰かがトライアスロンで辛そうに走っているのをみかけたら、
「がんばれー」
と声をかけてあげると決めた。
応援をエネルギーにして走るのだが、しばらくするとまたつらさが大きくなる。
にやけたり、悲しくなったり、つらくなったりトライアスロンは忙しい。
実際に経験してみて一つわかったのは、これは誰にでもできる競技じゃないってこと。参加できるのは準備ができている、ごく限られた人のみ。
これが他人には理解されないけど、参加する理由なのか?と考えながら重たい身体をなんとかゴールまで運び、生きた証を残しました。2012夏
あとがき
翌日は身体中が痛く、サドルで痛めつけられたお尻が火を噴きました。