僕はカナダの大学を卒業しそのままカナダで就職したため、日本の新卒というものを経験していない。
新卒なら先輩から教わるビジネスの使う日本語やマナーで知らないことが多かった。例えば名刺を片手で渡してしまったり、下座と上座の意味も知らなかった。でもそういうルール?は日本で働きだして毎日の経験で少しづつ覚えていった。
しかしみんなが当たり前に使っているけど、他の会社や業界では通じない特殊な?用語があって困った。
「すみませーん、これ なるはやでお願いします!」
なるはや!?
と戸惑っていたら
隣の席の人が
「なるべくはやくのことですよ」 と親切に教えてくれました。
なるべくはやく が なるはや とはなんでも短くなるものです。
でもちょっとまって、 「なるべく早く」 ってことは、すぐできないときは後回しでもいいの? ちょっと急げばいいのか?
大至急
超急ぎ
のほうが伝わるような気が・・・
他にも独特の言い方があったなと思い出してみたらいろいろあった
1 だまてん
天丼の種類ではない。クライアントに「だまってやっちゃう」こと
間違った設定や発注などをこっそりばれないように修正することがあるようです。
2 きんきん
近々のことらしく
きんきんでやっといて = 近い期日?数日内にってこと
ちゃんといつまでにって言ってくれないと分からないので困ります。
3 いまいま
これも「今すぐ」ってこと
今って1回言えばいいのになぜ2回繰り返すのだろうか。
4 こみこみ
全部こみこみで10万円という風に使う。
「これはこみこみで30万円ですね」
「全部込み」と言えばいいのにこれまた2回繰り返している。
5 取り急ぎ
メールの書き出しに「取り急ぎファイルを送ります」と書いてある。
取り急ぎって書く必要ってあるのだろうか?
なくてもいいのでは?
日本語は不思議だ。
6 落としどころ
この交渉の落としどころはどうする?
つまり妥協点とか、どういう風に話をまとめるのかってときにでてくるらしい。
嫌いな部長を谷底に落としちゃうことではない。
7 しれっと
これしれっとやっといて = 気づかない内に、こっそり
しれっと直す
8 NR
外出して今日はそのままNRです
No Return = 直帰
これは英語にする必要あるのだろうか?
このように、日常の会話では使わないのに、会社ではみんな普通に理解できる不思議なボキャブラリーがたくさんです。
こんな用語もすぐ理解できるように、新入社員研修の項目に是非入れていただきたい。
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