「Life is like a funnel」
あるアメリカの大きな広告代理店が主催するイベントに参加した。冒頭の挨拶として代理店のCTOのマイクさんがそう言っていた。
「Life is like a funnel」
Funnel?
広告業界で働いているならファネルという言葉を聞いたことがあるだろう。それ以外の業界ではあまり馴染みのないワードだ。
辞書で調べると「漏斗」と訳されている。→Weblio
漏斗(じょうご)という日本語に馴染みがないので、日本語なのに即座に理解できない。そのためかfunnelは日本語に訳されずカタカナでファネルと使われることが多い。そのまま覚えておいたらよいでしょう。
ファネルはどういうときに使われるか?
見込み客を見つけて、商品を買ってもらうまでの流れを分析するために使われる。潜在層が顕在化してくる流れをファネルで明確にすることができる。
ファネル(漏斗)とは、広く集客したうえで、ふるいにかけられた見込み顧客が、検討・商談、そして成約へ流れる中で段々と少数になっていくことをいう。その様を図にすると、漏斗で濾した様子に似ているところからそう呼ばれている。ソース
こんな感じになる。
「・・・」
「説明が雑すぎる・・・」
いったんおいといて、「人生はファネルのようである」これはどういう意味だろうか?
人生は選択の連続だ。
どのゲームをするのか?
ご飯は何を食べるのか?
誰と付き合うのか?
学校は受験するのか?
就職先はどうするのか?
留学するのか?
年齢を重ねていくうちに選択肢は限られていくということかもしれない。
いやいや、70歳になって弁護士になった人もいる。選択肢はいつだってある。決めるのは自分だ。
We must keep the funnel as open as possible
選択肢はできる限り広くあるように努力したい
冒頭のマイクさんは動画やAIなどデータを計測する技術者である。収集した膨大なユーザー情報をどう処理するのかルールを決めたりする。マーケティングに活用するためにはリアルタイムでデータ分析することが必要だ。
インターネット上ではデータを使ったビジネスモデルと活用するための技術がものすごいスピードで進化している。今回マイクさんはファネルを例に出したが他にもオンラインマーケティングのキーワードとして
ブロックチェーン
生産性向上
情報の分散
データの共有
カスタマージャーニー
というようなテーマの話をした。
うちの母親に説明してもそれはいったいなんだい?新しいスイーツかい?
となるだろう。デジタルトランスフォーメーションの話なんか呪文のように聞こえるだろう。
そんな話を会場にいる通訳の人がリアルタイムで
日本語 → 英語
英語 → 日本語
両方で同時通訳している。
セミナーの内容よりも通訳さんの働きっぷりが気になり、会場の後方をみると小さなブースに2人の女性がいるのが見えた。この2人が交代で通訳をしている。脳がフル回転に違いない。
僕もたまに通訳をすることがあるが、最近は大手のCEO や誰でも知っている会社のめちゃ偉い人の通訳をするときは、脇汗がはんぱない。1時間の通訳を1日に2回もすれば頭がオーバーヒートしてその日は頭がぼーっとなる。
この講演の同時通訳をもし僕がやることになったとしたら・・・・おそろしくて想像するだけでブルブルする。
そんなことをぼんやり考えていてセミナーの内容は全然おぼえてない・・・
問題
通訳する人を英語で?
答え → Interpreter
Translatorは主に文字を翻訳する人のことです
ではまたー