昨年にトランプの娘、イヴァンカが来日して話題になったが、彼女に関連したある言葉が去年の言葉に選ばれました。
それはコンプリシトです。
Complicit
意味は「共犯、共謀、加担」
なぜこの言葉がイヴァンカと関連しているのか?
まず米国のコメディ番組、サタデーナイトライブがイヴァンカトランプを揶揄するCMを放送した。
スカーレットヨハンソンがイヴァンカを演じている。
「イヴァンカは父親の悪事を知っているのに、何もしないことで共犯者になっている。肝心なことは曖昧にしてなあなあにしている。そんな人のための香水がコンプリシト」
そしてこの意味を検索するユーザーがドカンと増えた。
サタデーナイトライブは通常ならタブーとされている宗教、人種、政治などそれ放送してもいいのか?っていうネタをどんどんパロディにしている。
エマストーンがホストだったこの回は面白かった。
Nerd というワードが複数回でてくるがこれは「オタク」の意味です。
オタクに扮したメンズからの質問に対して、エマストーンが「I'm not making out with you」と数回言う。
これは「あなたとはイチャイチャしないよ」という意味です。
Make out → キスする、イチャつく
例
I saw they were making out at the party
彼らがパーティーでいちゃついてのを見た
アメリカはポリティカルコレクトが進んでいるのに、この番組はお構いなし。すごいな。
その後、4月5日にイヴァンカがテレビ番組で、「Complicitの意味を知らないのにいい意味で使っているのでは?」というのをきっかけにさらに検索数が急上昇した。
7分26秒のところで実際に使っている。
この言葉を選んだのはdictionary.comの辞書サイト。
choosing to be involved in an illegal or questionable act, especially with others; having complicity
「違法なこと、疑わしいことと知っていても、それに関与すること」
Complicitは日常会話で聞いたこと&使ったことはないが、ワード・オブ・ザ・イヤーになるほど認知されたワードなのでチェックしておきましょう。
ではまたー