今日アメリカ人がオフィスで使った英語 Ramp up ってどんな意味?

先日、取引先の人(日本人)がNearly equalという表現を使っていた。

「ほぼ等しい」

という意味で使っているわけだが、なぜわざわざ英語の表現を使うのだろうかと気になった。

今まで使っている人のほとんどがウェブ制作会社、広告代理店の人なので、業界用語として浸透したのでしょうか。

この表現はカナダでプログラミングをしているときに何回か登場したくらいで、日常会話では聞いたことがない。数学の授業、システム開発以外のシーンでは聞いたことなかったが日本では

「ほぼ等しい」

を表す表現として、特定の業界で定着しているようです。大学ではNearly equalと同じ意味の、Approximately equalが使われていました。

Approximately → おおよそ、だいたい


The distance from Osaka to Tokyo is approximately 500 km
大阪から東京までの距離はだいたい500キロ

 

業界用語を英語で

 

働いていると特定の業界で使われる独自の用語があります。

例をいくつか紹介します。

アサインする → 担当を決める

この揚げないドーナツのプロジェクトは誰がアサインされていたっけ?

 

コンセンサス → 合意、同意

新しい冷蔵庫を買うことについて、社内でコンセンサスは得ている

 

Fixする → 決定する

来月の恵比寿横丁でのミーティングの予定はもうfixしてますか?

 

エスカレする → 上司に報告する

買ったばかりのパソコンにカフェラテをこぼして壊してしまった件、上にエスカレする必要がある

 

ボトルネック → 問題点

仕事をせずに、いつもスマホでゲームをしている部長がこの会社のボトルネックです

 

リスケする → 予定を変更する

今週末に予定していた富士急ハイランドは雨のためリスケになった

 

リテラシー → 情報を見極める能力

ネットの詐欺に騙されないようにリテラシーを高める必要がある

 

「熱海の温泉はいつ行くかフィックスした?」

と僕のおばあちゃんに言ってもコンセンサスは得られません。

上のような「何ですかそれ?」というようなワードがオフィスで日常的に使われている。大人になると専門用語が増えて大変ですね。

 

アメリカにも同様に業界の人が好んでよく使う英語があります。僕がアメリカのオフィスでよく聞こえてきた業界用語を紹介します。

 

業界用語 → Industry jargon
Jargon → 専門用語
オフィスで使われる用語 → Work place jargon

 

Drop me a line → 連絡して、知らせて

Drop me a line when you get back
戻ってきたら連絡して

 

At the end of the day → 結局、要するに

At the end of the day, they had Sushi rather than pizza
結局、彼らはピザではなく寿司を食べた

 

Take it offline → オフラインで話す

Let’s take it offline
後で個別に話しましょう

電話会議中に特定の参加者にのみ関連する話があって、それが長くなりそうな場合に使います。このまま話を続けても他の参加者の時間の無駄になってしまうので、「この話はまたあとで個別にしましょう」ということです。

 

Ramp up → 増やす・強化する

We are ramping up a new sales team
新しいセールスチームを強化している

毎週のセールスミーティングでRamp upは1回は登場する。使用頻度は高め。

 

Think outside the box → 箱の外で考える

新しい視点で考える、新しいアイデアを思いつく

 

Heavy lifting → 重要なこと、難しい役を引き受ける

Mike is doing all the heavy lifting for us
マイクが難しい部分をやってくれている

 

Keep me in the loop → どんな状況か教えて

直訳すると「輪の中に入れて」が、「情報を把握しておきたいので定期的にアップデートしてください」になります。

Please keep me in the loopとメールの最後に書く人がいます。自分がメールを送るときは I will keep you in the loop と書いてCCに入れておけばOKです。

 

Pick the low hanging fruit → 簡単にできることをする

low hanging fruit は低い位置になっている果実

努力をしないで簡単に得られる成果、結果、収益を意味します。

 

外資系の会社で働いていると、どれも頻繁に聞こえてくる表現です。

なんでも英語やカタカナにせず、できるだけ日本語で言うように心がけてみよう
と思いつつ今日も以下のような会話をしている。

「金曜の飲み会のメンバーがまだfixしていないので、幹事をアサインして、早急にリスケするかどうかステークホルダーにコンセンサスを取りエスカレしてきます!」

 

 

 

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