バンクーバーから車で内陸へ40分ほど走ったところにポートムーディという街がある。
昔は小さな静かなエリアだったが住宅開発されてすっかり大きな街になっている。新築の家やマンションが目立ち街もキチンと整理されていてキレイに見える。
バンクーバーのダウンタウンからは少し遠いので、通勤を考えると住むのは迷うエリアなのだが、静かで土地もバンクーバーほど高騰してないのでなかなか人気だ。(といってもすでに十分値上がりしていて高い)
春になりかけの頃、カレッジ時代に所属していたサッカーチームのコーチに呼ばれ、この街でサッカーの試合をしてきた。
もう現役でサッカーを全力でする体力なんてないので、ちょっと遊びでやればいいか
と軽い気持ちで行ったのだがそれは間違いだった。
土曜日の朝7時に寝不足気味にテンション低めに頑張って起床。40分の道のりを車を運転しながら、ふと思ったのは
周りの景色がきれいで空気澄んでいて自然が壮大だということ。そんな環境でサッカーができるのは幸せなことなんだなと。
何か特別に良いことがあったわけではないがその時にそう感じたのです。不思議ですね。
肝心の試合はかなりガチだったのだが全然走れず、ゴールも決められず足はもたつき、ミスばかりだった。でも心は充実していた。
試合は負けたが、それでもうれしいような気持ちだった。朝からいい気分になったのは「当たり前のことが幸せ」と気づく年齢になったからだろう。
試合の疲労で帰り道を運転をしていると、ものすごい睡魔がやってきた。目を全力でより目にして眠気を吹き飛ばそうとしたが、頭が赤ちゃんみたいにグラングランになったので諦めて道に止めて昼寝をした。
そのまま4時間も寝てしまったのは秘密です。
自分探しの旅にでます
I am on journey of self-discovery
学生の時にそう言ってインドやタイに行く人が数人いた。自分探しという探しものをする人がいるがそんなものはない。
自分の夢ややりたいことは探すのではなく、自分の中からでてくるもので、旅はそのきっかけにすぎない。
旅に行ったから自分が見つかるのではなく、いつもと違う環境でたくさんの非日常の刺激を体験して気づくものである。その刺激は僕の場合はカナダでの生活だった。
comfort zone(快適な領域)から抜けだして、非日常を体験しよう。
Get out of your comfort zone!
Boys, be ambitious
Boys, be ambitious という北海道にある大学の学長だったクラークさんが残した有名な言葉があります。 →Wikipedia
日本語訳は
少年よ、大志を抱け
となっている。
学校の標語として日本語に訳したためなのか訳者の清く正しい気持ちが表れていますね。
この短いセンテンスの前後に他の文章があったのかもしれないが、単純にboys be ambitiousを訳すと
君たち、野心バリバリもって成功しちゃいなよ!
または
「おらおらー成功してやるぞーよっしゃー」
みたいな強い上昇志向を持ちましょう
と訳すこともできる。
ambitious の意味 → having a strong wish to be successful, powerful, or rich
ケンブリッジ辞書より
Boys と限定しているので、Politically collectが尊重される現代ではこのまま使うと各所からツッコミがあるかもしれません。
Politically collectは直訳すると「政治的に正しい」だが、広義の意味では「社会的に公正、公平」を意味する。
Politically collectの例をあげると
昔はスチュワーデス、スチュワートと呼んでいたのが、フライトアテンダントと呼び名が変わりましたね。このことです。
キャビンアテンダント Steward/Stewardess → Flight attendant
レストランの店員 Waiter/Waitress → Server
障がい者 Handicapped → Disabled
これがポリティカリーコレクト時代の表現です。
男女平等の時代なので、Boys be ambitious は BoysだけではNGで
Boys and girls , be ambitious
と「男女ともに」にしないとソーシャルで炎上するかもしれませんね。
おまけ
Girls, be suspicious
女子は(彼氏の浮気)を疑ってかかれ!
と言っている人がいました。
ということで、いつもと違うことを体験するコンフォートゾーンから抜け出すためには短期留学がオススメです。 ←かなり強引なオチ
ではまたー