RIP 安らかにおやすみ。僕とカナダとある猫の思い出

投稿日:2015年7月2日

 

エリカ

 

 

僕は子どもの頃から猫が苦手だった。

噛まれたとかトラウマがあるわけではないがなぜか苦手だった。どちらかというと犬派。

子どものときから25歳まで猫とは無縁の暮らしをしていた。

ある時ひょんなことから、ルームメイトと暮らすことになった。

そのルームメイトは猫二匹を連れてきた。
そのころには猫は苦手ではなくなっていたが、特に好きという感覚もなかった。

もやしのナムルみたいに大好物でもなく、嫌いでもない食べ物のような存在だった。

猫二匹とルームメイトと暮らし始めてからも、そこに猫はいないかのように関わらず暮らしていた。

僕が猫に人見知りをしていたからだ。

猫見知りだ。

自分から猫に近づくこともなく、目も合わせない。

もちろん猫にさわることもなく、猫のほうも僕に近づいてこない。

お互い干渉しないライフスタイル。現代っ子スタイルだ。

家に猫はいるが無の存在。
猫からみても僕もいない存在。

そんな暮らしをはじめて三ヶ月しても僕らの距離感は最初と変わらずだった。

ある日、僕がキッチンで料理をしていると肩になにかが飛び乗ってきた!

僕はびっくりして左肩をみると

マリオだった。

マリオは兄で、エリカは妹。二匹は兄妹だ。

それまでなでたことも目を合わせたこともなかったのに、マリオのほうから近づいてきた。

肩に乗っている猫に人見知りをする僕

びっくりしてそのまま数秒硬直してしまった。

キッチンの鶏肉が気になったのだろうか?

ずっと僕のことが気になっていたのだろうか?

ツンデレな僕にしびれをきらして向こうからアプローチしてきたのかもしれない。

猫と急接近したので、僕は硬直しノーリアクションでつまらなかったのかマリオはすぐにどこかへ行ってしまった。

一安心した。
ふー

深く息を吐いた。
でもそれをきっかけにして僕は猫見知りをしなくなり、二匹と仲良くなっていった。

僕らは友達になった。

猫のいる暮らしを楽しむようになった。

それから数年後に僕が部屋を出て行って猫との暮らしは終わった。

その後、どんなに久しぶりにマリオに会っても彼は僕のことを覚えていて、最初はお互い距離を取りつつもすぐにまた友達になれた。

一年に一回会うか会わないかの関係でも、会えばナデナデを要求してきた。

そうやって確実に猫に対する虚無の恐れは愛情に変化していった。

親戚のような良い関係になった。

そうやって何年たっても友達だった。

そのマリオが先月亡くなりました。

15歳でした。

マリオが幸せに暮らした思い出と僕のありがとうを忘れないようにここに残しておきます。

 

RIP Mario

RIP → Rest in peace 安らかにおやすみ

マリオ

 

 

 

 

 

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